老化とHGHレベルとの相関関係 これまでほとんどの医師は、HGHレベルの低下を老化へと向かうステップのひとつと考えていました。たとえば患者が、日頃のエネルギー不足や前向きに生きようとする意欲の衰え、体力不足などを訴えても、医師は「あなたは一体、何を期待しているのですか? あなたはもう若くないのですよ」と回答していたのです。年だからあきらめなさい、というわけです。 しかし、最近は老化とHGHレベルの衰えの間に相関関係があることが認められるようになりました。HGHレベルの低下は体重の増加、体内脂肪の蓄積、筋肉量の減少、骨量の減少、運動能力の減退、エネルギー全体の減少に直接結びつきます。また、H .....
私たちのカラダにとってのホルモン ホルモンという言葉はギリシャ語のHo・aeinに由来し、その意味は「駆り立てるもの」です。これは体内でのホルモンの働き方を見事に示すもので、実際、ホルモンは数多くの生物学的な作用を、私たちの健康のために「駆り立てるもの」といえます。 ホルモンを分泌する主要な2種類の腺は松果体腺と下垂体腺で、どちらも脳内にあってメラトニンやHGHを分泌します。 「ホルモン類はメッセンジャーである」とよく言われますが、それは脳から身体のあらゆる部分に情報を伝えるからです。ホルモンからの情報を受けて、ある細胞はたんぱく質を合成したり、転写したり、細胞の修復などを行います。 さ .....
HGH…ヒト成長ホルモン 多くの人の注目を集めたメラトニンに続いて、いま新しく脚光を浴びているホルモンが、HGH(ヒト成長ホルモン)です。研究者や医師はその機能に驚嘆の声を挙げ、患者もまた素晴らしい効果に信じられない思いをしています。 脳下垂体で生産されるHGHは、本来は身体の成長をコントロールするものですが、全ホルモンの中で最もパワフルなものといえます。また、ホルモンの生産と分泌を促進して、他のホルモンを最適レベルにもたらすなど、他のホルモンでは不可能なこと、即ち老化の進行をストップさせるばかりか、若返りを実現するのです。 さらに衰弱した心臓を賦活させ、腎不全の症状も好転させる可能性を .....
細胞の老化とテロメア テロメアは、人の細胞内で発見された46種類の染色体のそれぞれの末端に位置する生物学組織です。二重らせん構造のDNA分子を末端で結びつけ、ほぐれを防止し、安定化を図っています。外観は靴紐の先端のように見え、より大きな組織を損傷から守る役目を果たします。そして、細胞分裂を起こすごとに自分の一部を犠牲にして、染色体を保護する機能を発揮します。 ところで、このテロメアは細胞分裂を繰り返すたびに短縮し、ある程度まで短くなると細胞は分裂する能力を失い、その機能も消失してしまって染色体を維持できなくなり、やがて細胞は死滅します。これが人間も含めた多細胞生物の死の原因の一つと考えられ .....
あなたはどんな時に老化を実感しますか ホルモン補充療法について語る前に、体の老化について少しお話しましょう。 老化とは、時間に伴ってホルモン・レベルを減少させ、DNA自身め修補能力を減衰させてしまう進行性の細胞退化のプロセスということができます。 老化は、アメリカ食品医薬局(FDA)やアメリカ特許局、いくつかの医学団体によって疾患とは認められていませんが、治療不可能な死に導く進行性欠陥の全特徴を持っています。 ところで、あなたはどんな時に「ああ、年をとったなあ」と実感しますか? 少し歩いただけで息切れするようになった、視力が衰えた、耳が遠くなった、体のあちらこちらが痛くなった…。人に .....
私たちは「長寿」を手にしたが・・ いま21世紀への扉の前に立って、医学とくに疾患治療の分野では、その役割がワクチンから遺伝子工学へと移ろうとしていますが、それにつれて、医学上の発見や知識、技術はものすごいスピードで増えています。抗生物質の開発と普及、革命的な外科手術を可能にしたマイクロサージェリーやレーザーメスなどの登場、心臓や肝臓、腎臓などの臓器移植もごく普通に論じられるようになりました。 こうした医療技術の向上と、食生活の変化や衛生状態の改善など、社会全体の進歩が平均寿命を大きく延ばしています。 紀元甫の人間の平均寿命は15歳ぐらいで、キリスト生誕の頃でも20歳前後といわれていますが .....
「長生き」と「永遠の若さ」 長生きすること、あるいは永遠の若さを手に入れることは、私たちにとって最大の関心事の一つといってよいでしょう。だから古今東西を問わず、どこの国にも長寿や若返りをめぐる伝説が豊富に残されています。 たとえば、古代中国では秦の始皇帝の命を受けて、不老長寿の霊薬を探し求めた徐福の話が知られていますし、古代マケドニアのアレキサンダー大王は、永遠の生命を生み出すという伝説上の川を求めて、はるばるインドまで大遠征を行い、インダス河畔に至って歴史に残る大帝国をつくりあげました。 また、フロリダを発見し、その名をつけた16世紀スペインの探検家ファン・ポンセ・デ・レオンは、入浴し .....
肩のこらないつき合いが魅力 井戸端会議といえば、奥さんたちの専売特許かと思っていたら、近頃、ご亭主たちも、新・井戸端会議にご執心の人がふえているとか。 もっとも、最近の井戸端会議は、井戸端ならぬマンションの中、話がはずめばネオン街へ場所がえできるのが、目新しい点。もともとマンションの管理上の問題をめぐって寄り集まったとか、町内のソフトボール大会に出たのがきっかけ、などというケースが多い。 利害関係の強い職場の人間関係と違って、肩のこらないつき合いが新鮮で魅力のようだ。 長い老後の仲間づくり このような傾向の背後には、地方から都会に出て、都会の近郊でそのまま住みついてしまうという、新・住 .....
人生の午後をどう生きるかは40歳からの生き方が決定する 定年後はエンターテイメントで 定年といえば、ひと昔前までは暗いイメージがつきまとったが、いまは趣味や娯楽を楽しみたいと、その日が来るのを心待ちにしている〃エンター定年”層がふえているとか。それを実現するには無論、経済力や心身の若さなどの裏づけが必要なわけだが、早く準備態勢に入ることがポイント。 機械振興協会経済研究所の調査によれば、定年退職者の、ほぼ3人に1人が、早く仕事に代わる生きがいの対象を見つけておくべきだった、4人に1人がもっと能力を開発しておくべきだったという感想をもらしているとか。 その境い目を40歳代とするのが識者の共 .....
からだと心の活性化は "右脳”のパワーアップではかれ 日本人は右脳を使うのがヘタ 人間の大脳は遊具のヨーヨーのように、まん中の軸をはさんで2つの半球に分かれている。左半球は言語脳、理性脳、右半球は音楽脳、感性脳と呼ばれ、軸にあたる部分にある約1億本の脳細胞でつながっている。 この左右の脳のうち日本人は右半球、つまり右脳の使い方がへたで、未開拓といわれる。教育自体が論理中心、会社の仕事も数字を多用するなど左脳重視である。しかし、創造力をより豊かにするなら、右脳鍛練が必要だし、何より片方ばかりの使用では、頭の老化をはやめる。 そこで、右脳開発のコツを。 余暇を右脳開発に生かす 1. 左手を積極的 .....
孤立が緊張感や刺激をなくしてしまう ある医師の体験談。 数年来見かけなかった女性患者に、待合室で会ったので「久しぶり。お元気?」と声をかけた。すると「元気なら、病院なんかに来ますか?」という返事。それは確かだが、ねぎらいのことばに対する「感動」を失いかけるとボケが始まるとその医師は指摘する。 ことばとは、もともと魂がとびかう意。まともな挨拶がないのは、人間関係の縁の切れ目になる。当人は当然、孤立する。その段階からボケが始まるという。 おしゃべりはあごを動かし、脳の血液循環をよくする また、無口というか非常識というか、声をかけても返事をせず、ムスッとしている人がいる。 たとえば、朝の挨 .....
女性にとっては胃がんに次いで多い子宮がん 〜30歳になったら不正出血に要注意〜 女性のかかるがんで、胃がんに次いで多いのが子宮がん。女性は性器からの出血になれっこになっているせいか、性器がんにともなう不正出血(月経とは無関係の出血)のサインを見落しがち。不正出血をともなうがんには、ほかに膣がん、外陰部がん、卵巣がんなどがある。 子宮がんには、子宮頸部(膣につき出ている部分)にできる子宮頸がん、子宮体部の粘膜にできる子宮体がんがある。日本人の約95%は子宮頸がん。 子宮頸がんになりやすいのは、初体験の年齢がはやい、セックスをした男性の数が多い、出産経験が多い(3回以上)人などの説がある。相 .....
痛まないため発見が遅れるケースも 乳がんは肉食の普及とも関係が深そう。日本の女性にジリジリ増えてきている。乳がんは95%以上が乳房のしこりとなってあらわれる。「がんは痛む」とよくいわれるが、乳がんに関する限り通用しない。そのため、小さなしこりができていても、気づかないケースが多い。全身症状もほとんどないため、発見が遅れがちになる。 乳がんにかかりやすいのは、まず、年代では40歳代がトップ、次いで50歳代、30歳代の順。高年齢での初産、出産経験がない、動物性脂肪を多くとる、さらに妊娠中絶手術を受けた回数が多い女性に目立つとされている。 よく動く小石のようなしこりは要注意 次に早期発見のポイ .....
むし歯を処置していない人は脳腫瘍に2倍かかりやすい? 生野菜不足、お茶を飲まない人にも容疑が むし歯を未処置のあなたに警告。脳腫瘍患者には、むし歯未処置の人が多いというショッキングな調査結果が発表されている(1984年5月)。 この調査は、脳腫瘍の発生要因を見つけ出すため、国立がんセンターなど全国の9医療機関が3年がかりで実施。 調査対象は、各病院を訪れた脳腫瘍患者336人。グリオーマ(悪性脳腫瘍)の患者と対照群(患者と同性、同年齢の脳腫瘍以外の来院者など)とのあいだで差が出たのが、まず、むし歯処置の有無。 グリオーマ患者は「未処置」が対照群より1.95倍も多かった。それと「生野菜を食 .....
足の裏にほくろや黒あざのある人は皮膚がんに注意を 陰部やくちびるなどにもできる 数はまだ少ないのだが、ほくろや黒あざのがんが着実に増えているといわれる。手遅れ患者が多いこともあって、関心を高めるようになった。 悪性黒色腫と呼ばれるほくろや黒あざのがんは、皮膚がんの一種で、ほくろ(黒子)や黒あざの細胞が悪性化したもの。できる場所は足の裏、てのひら、つめの下、さらに陰部とかくちびるなどの粘膜境界部。 特に日本人の場合は、足の裏に多くできるのが特徴で、全例の30%を占めるといわれている。 ほくろやあざをつめてひっかいたり、ハサミで切るのは危険肺、 肝臓などへ非常に転移しやすい。転移しても当人 .....
禁煙3か月で肺機能回復いますぐ実行を 軽いタバコに切りかえても害は同じ 喫煙の害をできるだけ減らそうと、タールやニコチンの少ない、いわゆる軽いタバコに切りかえる愛煙家がいるが、そんな努力もムダ。 これはアメリカの研究結果だが、愛煙家にふつうのタバコと低タールタバコを吸わせた。その結果、低タールタバコは本数がかえって増えたり、同じ1本でもふかす回数が増えた。で、ふつうのタバコを吸ったのとタール摂取量は同じ、という結論に。次善の策にならないわけ。 禁煙を急げば効果も早い こちらは明るい話題。従来、肺機能の回腹状態などから、禁煙の効果は5〜15年後でなければあらわれないといわれてきたが、禁煙3 .....
肝炎や肝硬変にかかっている人は肝臓がんを警戒せよ 肝硬変の約25%は肝臓がんへ進む可能性がある 肝臓にできるがんには、肝臓自体からできる原発性肝臓がんと、ほかの臓器からの飛び火でできる転移性肝臓がんとがある。肝臓は "沈黙の臓器”といわれるが、がん相手ともなれば危険信号をまったく出さないわけではない。 肝機能が低下するとクルマのガソリン不足と同じ状態になるので、全身がだるい、疲れやすい、腹部が重苦しいなどの症状があらわれる。かぜをひいたり胃の調子が悪い場合も似た症状があらわれるが、慢性肝炎や肝硬変にかかっている場合は、特に注意が必要。 たとえば肝硬変の約25%は肝臓がんへ進むといわれてい .....
嘆煙年数と1日当たりの本数で肺がんにかかる危険度がわかる 1日5本でも肺がんの危険性は2倍になる タバコは発がん物質の缶詰といわれる。1日20本吸うと、タバコの中で最もこわい発がん物質、タールを1年間コップ1杯分、体内に入れる計算になるそうだ。アメリカではタバコを1本吸うと寿命が14分縮まるといわれているし、喉頭(こうとう)がんや肺がん、心臓病、慢性気管支炎、胃・十二指腸潰瘍(かいよう)などの原因になる。 特にこわいのが肺がん。1日5本吸っただけでも、肺がんになる危険性は、全然吸わない人の2倍。タバコの消費量と肺がんによる死亡数は、鏡にうつしたように比例している。胃がんによる死亡者数は横ば .....
ウンコの色と形で大腸がんの危険度を診断する 気がかりな大腸がんの3つの症状 便も”容姿端麗”が理想。つまり、長さや太さは台湾バナナに似ていて、色は黄土色あるいは茶褐色。そして人格者のように硬すぎず、軟らかすぎず。血液や粘液は、もちろん混じっていない。では、おのれの分身と比べてどうか。便の色や形は、成人病をチェックするのに有用。さっそくウンチクをかたむけてみょう。特に排便時の異常は大腸がんが気がかりだが、次の3つの症状があれば、その疑いがある。 ・ 便が出にくく細くなる。あるいは下痢をする。 これは、がんが便の流れを妨害したり、便が腐敗、流動化して腸を刺激するため。 ・ 赤かったり黒ずむ血便 .....
欧米型の食生活は大腸がんを招きやすい 21世紀には胃がんを抜くと予測されている 大腸がん(直腸がん・結腸がん)の発生率は、21世紀には胃がんを抜いてトップになるだろうと予測されている。その最大の原因になるとみられているのが、欧米型の食生活、つまり肉食だ。 脂肪の多い食事をとると、便が軟らかくなって腸内に残りがちになり、それだけ大腸の粘膜と便の中の有害物質との接触の機会が多ぐなって、発がんの危険性が高くなるわけである。 また、脂肪をとりすぎると、脂肪を消化する胆汁酸と腸内の細菌が作用し、発がん物質の発生を促進する可能性も指摘されている。現に、腸の中を通過しにくい肉や乳製品をたくさん食べる欧 .....
"ハゲに胃がんなし" はホント? ホルモンとの関係説が有力 さすがのがん細胞もハゲ頭の人は敬遠するのか、わが国では「ハゲ頭に胃がんなし」とよくいわれる。がんの前には、ハゲ頭もロマンスグレーも”平等”のはずなのに。 久留米大学医学部の調査では、男女ともほとんどの年齢層で胃がん患者のハゲは少なく、特に若ハゲには胃がん発生率が非常に低いことが判明しているという。 その理由として、男性ホルモンと女性ホルモンが関係しているのではないかと、考えられている。 例外的にハゲで胃がんになった人を調べてみると、男性ホルモンが少ないか、そのバランスが女性側に傾いているという。 この話、まだまだ統計上の結果 .....
早期胃がんなら100%完治できる日本の診断・治療技術 「アメリカの一流大学より日本の開業医の方が信頼できる」 資源小国ニッポンは技術が売り物。それは医療にも反映されていて、たとえば胃がんの診断・治療技術は世界最高水準。機器の輸出も多い。「アメリカの一流大学より日本の開業医の方が信頼できる」(市川平三郎・国立がんセンター病院長)ほど。 胃がんの早期発見を可能にしたX線二重造影は、直径2〜5・程度のがんもはっきりとらえる。胃の集団検診で行なわれるX線撮影の基準が、10年ぶりに「最小限6枚」から「最小限7枚」に改正され(1983年11月)、見落としも、いっそう少なくなったといわれている。 それ .....
漬けものが胃がんの有力”犯人”とみられた理由 発がん性の強い二トロソアミドが検出 日本人の好物、市販の白菜漬け、野沢菜漬けから、発がん性の疑いが強い物質ニトロソアミドが検出されたと発表されて、主婦や漬けもの業者をあわてさせている。 漬けものが胃がんの犯人説をとなえ出したのは、1983年春、東京で開かれた日本食品衛生学会。 ニトロソアミドは、発がん物質のひとつニトロソアミンと合わせ、Nニトロソ化合物と呼ばれている。肉や魚に含まれるアミド類と亜硝酸が結合してできる。ニトロソアミンは肝臓や腎臓、肺など、一方、ニトロソアミドは胃や食道にそれぞれがんをつくる。 ニトロソアミドの分析法が、日本の研 .....
みそ汁好きには胃がんが少ないといわれるが 〜みそ汁から発がんを抑える化学物質が発見された〜 以前に元・国立がんセンター研究所の平山雄疫学部長は、毎日みそ汁を飲んでいる人は、胃がん、心臓病などにかかりにくい、という調査結果を発表して注目を浴びたが、これを裏付ける研究結果が発表されている(1984年4月1日)。 東北大学農学部食糧化学科の木村修一教授、大学院生の岡崎秀氏らの研究で明らかになったもので、みその脂肪中から見つかった脂肪酸エチルエステルという化学物質は、発がんと関連のある変異原性を抑える働きがあるという。 この抗変異原性物質はみその中にかなりの量が含まれていて、1食に1杯のみそ汁を .....
がんを防止するための12か条 第1カ条 偏食しないでバランスのとれた栄養をとる がんは日本人の死亡率のトップの座にあるが、欧米諸国と比較するとまだまだ低率。これは、日本人の“雑食文化”(和食、中華料理、西洋料理などなんでもこなす)の影響も大きいと考えられている。食品の中には、自然物を含めて、細胞に突然変異を起こし、発がん性とも深く関係する変異原性物質がかなりある。逆に、いろいろなものを食べていると、この変異原性物質を抑える物質もあるのだ。 第2か条 同じ良品を繰り返して食べない 発がん物質を食べたからといってすぐにがんになるわけではない。しかし、長い期間食べつづけて体内に蓄積すると、発がん .....
よくかむ習慣ががんを予防 唾液に発がん物質の毒性を消す働きがある 「早飯も芸のうち」の信奉者がかなりいる。が、こんな特技はいまの時代には通用しない。ゆっくりよくかんで食べれば、宿敵がんの予防にも有効であるといわれている。 食べ物をよくかんで食べると、唾液の分泌がさかんになるが、最近の研究で、その唾液にはニトロソアミンなどの発がん物質の毒性を消したり、減らす効果があることがわかった。 唾液は酵素やビタミン、ホルモン、たんぱく質などからなるが、特に有効なのが酵素群とビタミン。協同して発がん物質の毒性を消す。また、そのパロチンというホルモンは、脳の老化防止に役立つ。 実験では、唾液が発がん物質 .....
かんの原因の90%は食生活や嗜好品と関係がある がんの発生から見た日米の食生活の比較 がんの原因は、まだよくわかっていない。それだけに恐怖心も強いわけだが、埼玉県所沢保健所の河内卓所長(元.国立がんセンター研究所副所長)は、がんの原因の約90%は、タバコや酒などの嗜好品、食生活と密接な関係があると指摘、次のような例をあげている。 たとえば、胃がんの日米の比較。日本人には胃がんが多いが、アメリカで生活している日系二世の胃がんによる死亡数は、一世の半分以下になる。一方、日本人に少ない大腸がんによる死亡は、二世ではアメリカ人並み(10万人あたり30人)になる。 日本型食生活とアメリカ型食生活の .....
ストレスに弱い人はがんにかかりやすい 〜ストレスが抵抗力を低下させる〜 "病は気から”といわれるが、がんになるのも心理的な面が関係するという考え方が、最近広まりつつある。がんになる何年か前に、失業や離婚、家庭内の不幸といった、患者本人にとっては大事件が起きている例が多いとする研究結果もある。 特に末期がん患者は、リンパ球(病気に対する抵抗力を生み出す血液成分)が極端に少なくなるが、たとえば、ネズミをイライラした状態に追いこんでリンパの数を調べると、ストレスが強まるにつれてリンパ球の数が減るという。この例からも、ストレスが加わり抵抗力が低下するとがんにもなりやすくなるといえる。 平静な心、明る .....
発がん2段階説 〜がんの発生は、いろいろな過程を経て完成〜 このうち最も広く認められているのが発がん2段階説。これは、がんの発生は大きく分けて2つのステップを踏んで起こる、という考え方で、最初の提唱者はべーレンブルム博士とされている。 彼はマウスの皮膚に強力な発がん物質であるベンツピレンを、がんが発生しない程度に一度塗り、次に発がん性ないとされているクロトン油を同じ場所にくり返し塗って、がんを発生させたのである。ところが、ベンツピレンやクロトン油だけを塗ったマウスにはがんは発生しなかった。そこで、彼は次のように考えたのである。 正常細胞ががん化するには、正常細胞に突然変異を起こさせるイニン .....
からだの中で20年間眠っているがん細胞 〜がんはたった1個の細胞の誕生から始まる〜 4人に1人ががんで死亡する時代。恐怖、非情のがん。日本人の死因のトップ。1986年には19万1602人が、がんで死亡している。しかも、前年より約3888人も増加。4人に1人はがんに死す時代。 人々は、身近かな人たちのがんの発見から死亡までの速い経過を体験して、がんはあっという間に人間を倒すと思いがちだが、がん細胞が一人前になるには、10年とか20年、ときにはそれ以上長い年月をかけて大きくなるといわれている。 そして、がん細胞は、最初から仲間がいるのではなく、たった1個の細胞の誕生から始まる。その1個が、やがて .....
胃をホチキスでとめて容量を少なくする肥満の外科療法が好評 〜食事量は少なくても満腹感が得られる〜 胃を縮め満腹感を促すのが目的。減食、節食は本能との闘いともいえる。凡夫には難行苦行と思える日々。挫折する例は数多い。 そんな怠慢さに専門家も業をにやしたのか、たとえば千葉大学医学部では"実力行使"に出はじめた。 つまり、胃の規模縮小工事を手がけだしたのだ。 「胃バイパス術」といわれるこの外科療法は、胃の上部をステイプラーという〃ホチキス"でとめ、胃の容量を正常な容量の10分の1、50〜60ccに規模縮小するもの。 新しい胃に穴をあけ、そこへ途中で切断した小腸をつなぎバイパスをつくったりするの .....
肥満に1セット10分でできる家庭での減量プログラム 〜肥満対策は、まずセッセと歩くことから始める〜 肥満は半健康のバロメーター。太っていると、健康長寿を望むのはまず無理。肥満対策には減食療法を主役に、運動療法を脇役に実施するのが原則。 そこで運動療法だが、いつでも、どこでも、ひとりでもできるのがいい。 ジョギング、なわ跳び、水泳などさまざまな種目があるが、なるべく毎日行なう。 毎日できないならやめた方がよいという専門家もいる。 手軽な方法はセッセと歩くことだ。万歩計(歩数計)を用い、1日1万歩を達成すると、足腰が強くなる効果もある。 場所いらず、時間いらずの減量法 自宅の畳の上ででき .....
太りすぎの人の減食療法14か条 〜減量作戦のポイント〜 " たたけばほこりの出るからだ"をスッキリさせる。"お父さんがんばって〃と女房は毎日うまい食事をつくってくれるし、夜ともなれば酒という甘い誘惑が待っている。その結果、おなかはグ、グーとせり出して……。つまり"たたけばほこりの出るからだ"になってくる。肥満が高血圧や動脈硬化、糖尿病などの成人病に悪い影響を与えることは、すでにだれ知らぬ人はいない。 そこで、以下、前述した行動療法なども折り込みながら、減量作戦のポイントをあげてみた。 1.茶わんや皿は、こぶりのものを使う 2.食事の際、自分の適量をあらかじめ盛りつけておく 残飯整理は決して .....
最近注目のやせるための行動療法 〜行勒療法は自らの食行動を見直すのが目的〜 日本人の場合、女性は5人にひとり、男性は7人にひとりが太りすぎといわれる。脂肪組織に中性脂肪がたくさんたまり、標準体重以上になった状態が肥満。スリムなからだをめざすには、摂取エネルギーと消費エネルギーの関係を「負」の状態に保つことができればよいわけ。 そのためには、減食して摂取エネルギーを減らすか、運動をして消費エネルギーを増やせばよいということになるが、現実には運動だけでやせるのはむずかしい。 体重1kgを徒歩で減らすには96km歩く必要がある たとえば、人気のテニス。これを1時間みっちりやったとすると、安静時よ .....
朝食を抜き夕食をたっぷり食べる人は肥満になりやすい 〜食事回数が減ると脂肪か蓄積されやすい〜 朝食は抜き、昼はザルそば一枚、夜はアルコールも手伝って食欲モリモリ、そのうえ夜食までとる。こんな夕食・夜食にかたよりすぎたまとめ食いを繰り返していると、必ずといってよいほど肥満になる。 食事回数が減ると、逆に蓄積脂肪が増えるようにからだはつくられているのだ。 特に寝るまぎわにドカッと食べると、脂肪はより蓄積される。 インスリンは、糖を細胞にとりこんで脂肪をつくるのに欠かせないホルモンだが、食事回数が少なくなるほど、その分泌がさかんになるという実験データもある。 胃腸は不休でこれらの消化活動にあ .....
"肥満先進国"アメリカでは細身が出世の条件 〜"肥満は出世のさまたげになる〜 豊かな食糧事情が災いして太りすぎ社会が現出。中年男性の3割以上、女性なら4割を超える人が肥満による悩みをかかえている これがアメリカの現実の姿である。そしてこの現実がさまざまな悲劇を生んでいるのだ。 子どものいない2組の夫婦が1人の子どもを養子にしたいと裁判で争った。 このとき勝訴したのがやせた組の夫婦。負けた方が「肥満体だから」というのが最大の判決理由だったというウソみたいな裁判結果がある。 こうした裁判ならまだ笑ってすませられるが、太りすぎが出世に関係していると聞けばサラリーマン諸氏もうかうかできない。 .....
標準体重を20%以上超える肥満者は成人病が心配 〜肥満が成人病の元凶といわれる理由〜 肥満症とは、脂肪組織の中性脂肪が多量にたまって、体重が増加した状態をいうが、いうまでもなく健康にとっては大敵。 肥満者に起こりやすい病気には、次のようなものがある。 1.過食の結果、インスリンの働きが弱って糖尿病になりやすい。 2.動脈硬化症が起こりやすくなり、高血圧症や脳卒中、狭心症、心筋梗塞(こうそく)、 腎硬化症などを招く。 3.栄養過剰から胆石症になりやすい。 4.アルコールによって太ってきた場合は脂肪肝という肝臓の病気にもなりやすい。 5.体重が膝にかかることから関節の老化が起こりやすく、変形性 .....
脳の老化防止には足と手指を使うのが一番 〜指先を動かすくるみ運助〜 「手は外部に存在する脳ミソ」「足がしっかりしている人はボケに無縁」などといわれる。われわれの祖先が4本足から2本足で立てるようになり、手の機能を持てるようになって以来、ヒトの頭脳は大きく進化した。 人間の指先には数百万の末梢神経が集まっていて、これを使うと脳の運動神経細胞を興奮させる仕組みになっている。その刺激が脳の働きを活発にする。指をこまめに動かせば老化予防に役立つのはこのためだ。 � 羚颪任�3000年もの昔から、くるみを使った指先の運動法が取り入れられている。手指を動かせば、老化防止や高血圧、脳卒中などの予防に役立つ .....
脳は鍛えればいつまでも老化しない 〜140億の神経細胞を食いつぶさない7か条〜 大脳の表面には、深いシワがたくさんあり、溝(みぞ)も多い。厚さ3mmほどのこの部分を大脳皮質といい、大人で約2250cm2。シワをていねいに広げていくと、新聞1ぺ一ジ分になるという。 大脳皮質には神経細胞がぎっしりつまっており、その数、約140億。 この神経細胞は生まれたときすっかり数がそろっており、年をとれば減る一方だ。遺産をくいつぶすのに似ている。しかし、この脳細胞は、ありがたいことに鍛えれば老化しないのだ。というのも、一つ一つの神経細胞から出ている70〜100ぐらいの突起(樹枝状突起)は、脳を使えば使うほ .....
脳卒中発作の起こりやすい3つの"魔の時間帯" 〜脳卒中の代表は脳出血と脳梗塞〜 1は脳の血管が破れて出血するタイプ。脳出血は、高血圧のために、一部の血管壁がいたんで出血し、脳内に血のかたまり(血腫(けっしゅ))ができて、脳の機能が失われた状態をいい(以前は脳溢血(いっけつ)と呼んだ)、クモ膜下出血は、脳を直接取り巻いている軟膜とその外側のクモ膜との間に出血が起こった状態をいう。 どちらも発作は突然起こり意識不明になる例が多い。 2は脳の血管が狭くなったり、つまったりして、血流が悪くなり、脳が酸素や栄養不足になるタイプ。 脳血栓は、脳の動脈硬化が進行して血管が狭くなり、そのために血液が十分に .....
隠れた成人病が目にあらわれる 〜人体で血管を直接見れるのは眼底だけ〜 "心の窓"といわれる目は、"健康(からだ)の窓"でもある。|からだ中にはりめぐらされている血管の中で、直接見られる場所が一か所だけある。|それは、目の奥つまり眼底だ。目の網膜(カメラのフィルムにあたる)の表面を走っている動脈と静脈がそれ。 人間ドッグでは、眼底検査を必ず行なう。 ここの血管は脳の中の血管と関係が深いし、眼底は全身の健康状態を見せてくれる鏡だからだ。 高血圧や動脈硬化との関連で、血圧やコレステロール値をチェックするのを"間接検査"とすれば、血管そのものをチェックする眼底検査は"直接検査"といえる。 眼底の様 .....
高血圧・動脈硬化を予防する生活改善8つの工夫 〜予防はどこまで本気で実行するかがポイント〜 高血圧は動脈硬化をうながし、動脈硬化は高血圧をもたらす。両者が原因となり結果になる危険な関係。40歳ごろからこの危険な関係に巻き込まれやすくなる。|また、「人は血管とともに老ゆる」という有名なことばもあるのだが、これはあくまで一般論。 この世代や名言がすべての人にあてはまるわけではない。 動脈硬化が起こっていなかったりきわめて軽い高齢者もいるし、逆に若者でも動脈硬化に悩まされる。アフリカには動脈硬化と無縁の種族もいるという。 アフリカ原住民の例はおくとして、高血圧や動脈硬化を予防するのも悪くするのも .....
解離性大動脈瘤とは? 〜大動脈瘤は、動脈がこぶのようにふくれあがる病気〜 いまはなき、石原裕次郎さんが、現代医学の中でも最も治療のむずかしい病気の一つに入るといわれている解離性大動脈瘤(りゅう)の手術に成功した話は有名だ。 ファンならずとも、死からの帰還をみごとに果たした"タフガイ”ぶりに拍手を送った人も多かっただろう。 この大動脈瘤という病気は、動脈の壁が弾力を失って、動脈の内圧のために、こぶのようにふくれあがってしまう病気だ。 大きく分けると嚢(のう)状大動脈瘤と解離性大動脈瘤がある。前者はこぶの壁が他の大動脈壁と同じ構造をもっているものをいい、胸部や腹部の大動脈に起こりやすい。 原 .....
アキレス腱の太さが1cm以上あけば動脈硬化の疑いが 〜コレステロールが皮下に沈着したのが原因〜 かかとにあるアキレス腱(けん)をつまんでみてください。だいぶ"太って"いませんか。もし1cm以上あれば動脈硬化の疑いが……。これは腱黄色腫(けんおうしょくしゅ)といい、コレステロールが増えている証拠。 アキレス腱の直径は、ふつう5.1〜7.5mm。その両横はくぼんでいるのが正常だが、脂肪がついてふくらんでくるのだ。 このように、コレステロールが血液中に異常に増え、皮下に沈着したものを黄色腫といい、これには、まぶた(特に上まぶた)などに平べったい盛り上がりやブツブツが皮膚にできる皮膚黄色腫と、腱黄 .....
米国人を抜いた日本人のコレステロール値 〜コレステロール値が成人病先進国アメリカを抜いた原因は?〜 これは、東海大学医学部付属病院・五島雄一郎院長らの研究グループが20年間にわたる調査研究の結果明らかにしたもので、「将来、重大な事態を招くのは必至」と警告している。 こうなった原因としては、この20年間で、 1.動物性たんぱく質の摂取量がー・6倍、 2.脂肪の摂取量が2倍、 3.野菜と糖質(炭水化物)の摂取量の減少 など、日本人の食生活の欧米化が急速に進んだことにあると考えられている。ことに、この傾向は20歳以下に強い。 このままの状態が続くと、20歳代以下の若年層が壮年期になる20年、3 .....
善玉コレステロールか少なすぎると動脈硬化の危険 〜コレステロールには"善玉"と"悪玉"がある〜 動脈硬化とは、動脈の壁が弾力を失って、かたくなった状態だ。動脈の内壁に脂肪がたまったり、カルシウムが沈着したり、壁の筋肉内に弾力のない線維がふえてきたりして起こる。 そうなると、動脈の内腔(ないくう)が狭くなり、血液が通りにくくなって、脳卒中や心筋梗塞など、生命にかかわる重大な病気を起こす。 その動脈硬化の原因となる脂肪の一つとして、一時期、悪者に仕立てあげられ、肩身の狭い思いをしていたのがコレステロール。タコやイカなども悪者育成に加担しているとして敵視された。 ところが、研究が進むにつれてコ .....
高血圧と動脈硬化 〜高血圧と動脈硬化はまったく別の病気〜 本質的にはまったく別の病気。結論からいうと、高血圧と動脈硬化はまったく別の病気だ。血圧とは心臓の送り出す血液の流れによって、末梢血管の壁にかかる圧力をいうが、この圧力が異常に高い状態が高血圧だ。これに対して、全身の動脈の壁が、あたかも古いゴムタイヤのように、異常にかたくなった状態が動脈硬化だ。 異常のあらわれやすい場所も若干違う。高血圧はいちばん細い動脈(細動脈)の中膜の筋肉に変化があらわれやすい。動脈硬化は大動脈や大動脈から分かれる中等大の動脈の内膜に変化があらわれやすい。 というわけで、動脈硬化があっても血圧が正常な人はいるし、 .....
家庭での血圧計〜"血圧信仰”はほどほどに〜 デジタル表示の便利な器械も出回ってきた。従来、医師や看護婦の手にゆだねられていた「血圧測定」が、測定器の出回りによって、一般家庭に入りこんできた。この傾向を歓迎する専門家もいるが、素人診断には問題ないのだろうか。 血圧は診察の際の重要な要素となるが、病院・医院で通常使っている水銀柱利用の器械は、聴診器で、圧迫されたカフ(腕に巻いた圧迫帯)の末梢部で心臓の拍動のたびに血流がつくる音(コロトコフ音)をききながら測定する。当然、熟練度が要求される。 これに対し、家庭用のは、コロトコフ音を器械がキャッチして知らせてくれるようになっている。ピッピッという電 .....
高血圧と合併症 〜血圧調節のバランス役、脳・心臓・腎臓の障害を起こしやすい〜 「医師から血圧が高いといわれたが、症状もないし、なんでそんなに高血圧が怖いのか」——こんな素朴な疑問をもっている人は意外に多い。 たしかに高血圧そのものは、それほど怖い病気ではない。というよりも、高血圧は病気ではない、単なるからだに見られる変異の一現象にすぎないという考え方だってできる。というのも、体内にはもともと血圧を調節する機構が備わっている。たとえば、運動をすれば必要に応じて心臓は最大の血液を送り出し、また、寒冷に触れると、末梢の血管が収縮する。そしていずれも血圧を上げる原因になるが、これらは生体のいわば防御反 .....
血圧は年齢とともに高くなる 〜最高血圧140以上、最低血圧90以上が高血圧〜 "生命の源"といわれる心臓は、生命を維持するため、酸素や栄養分を含んだ血液を、からだのすみずみまで休みなく送り続けている。この血液の壁にかかる圧力が血圧。 生みの親は心臓で、頭のてっぺんからつま先まで血液を輸送するには、圧力が欠かせない。正常な血圧の人でも2m、高血圧の人では3m以上も水を押し上げる力を持っている。血圧は、心臓が収縮して大動脈に血液を送り出すときが最も高く(最高血圧)、次に送り出す血液をためるため、心臓が拡張するときが最も低い(最低血圧)。 その血圧の正常値は、最高血圧が100〜139mm、最低血 .....
沈黙の臓器「肝臓」 〜肝口病を予防する生活術-ーバランスのとれた食生活がまず第一〜 肝臓強化のポイントは、栄養のバランスがとれた食生活をすること。中でもたんぱく質が不可欠。肝臓はたとえやられても、やられた細胞の代わりに新しい細胞がどんどんつくられてくるが、その肝臓の細胞を構成しているのはたんぱく質だからだ。 魚、肉、卵、豆腐などの良質なたんぱく質を十分にとるようにする。 ひと昔前までは、肝臓病患者は脂っこいものをとるのはタブーとされていた。しかし最近では、黄疸があるときを除いて自由化されている。とはいえ、ごちそうの食べすぎに運動不足が加われば太る。肥満は肝臓に脂肪を余分にためる結果になるので .....
沈黙の臓器「肝臓」 〜職場の健康診断などで有名になったGOT、GPTとは〜 健康な人ではGOTの値の方が高い|肝機能検査法GOT、GPTは、いまや酒の肴になるほど知名度が高まった。GOTは「グルタミン酸オキサル酢酸(さくさん)トランスアミナーゼ」の欧文の頭文字をとった用語。 肝臓のほか、心筋や骨格筋の細胞中にもある。一方、GPTは「グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ」の頭文字。ほとんどが肝細胞の中にある。二つともアミノ酸をつくるのをうながす酵素だが、肝細胞がおかされ膜が破れると、血液中に出てきて、量がグンと増える。 そこで、GOT、GPTの数値を測れば、肝機能の異常がチェックできるわけ .....
沈黙の臓器「肝臓」 〜肝臓は人体の中で最も大きくタフな臓器〜 酒飲みは肝臓学に強くなろう|左党にとって肝臓は気になる存在。「肝腎」「肝要」などと大事なことのたとえにも活用されるが、英語のリバー(ドイツ語レバー)には「生命」そのものの意味も込められているとか。右の肋骨(ろっこつ)下部に"温存"されている。 肝臓なくしては、生きていけない。 重さ1.5kg、体内で最大、最重量の、血潮で満ちた臓器である(1分間にビール2本分もの血液がここに流れこんでいる)。肉食動物は、倒した獲物のまず肝臓にかぶりつく。それ自体が栄養豊富であることを、本能的に知っているのだ。 弱音をはかない臓器だが、無理がたたると .....