民間薬として、古くから愛用
普段、何気なくのんでいるお茶。ダイエット効果があると言われているが、実際、どのお茶がどう働くのだろうか。では、お茶の種類、成分、飲み方などを紹介していこう。
お茶の種類と効能
中国から日本、そして世界へ伝わったお茶。お茶は嗜好品であって、薬ではない。しかし、さまざまな効能を持つ民間薬として古くから愛用され続けてきた。種類としては、中国茶、日本茶、紅茶がある。これらは健康飲料として、広く一般 に知られている。
肥満を予防する成分
タンニン&カフェイン
お茶には、さまざまな薬効成分が含まれている。例えば、タンニン、カフェイン、ビタミンC、フラボノイド、フッ素、ビタミンEなど。これらの成分が体に良い影響を与えるとされているのだ。
効能のひとつとして挙げられるのが、肥満の予防だ。成分中のタンニン、カフェインが脂肪の吸収を抑える。さらに、カフェインで利尿作用が働く。
そのほか、癌予防、疲労回復、老化防止、食欲不振、便秘、二日酔い、風邪、神経痛、更年期障害、月経不順などにも効果 があると言われている。
タンニンとは何か
タンニンとは別名カテキンとも呼ばれており、緑茶を飲んだときに「渋い」と感じ る成分のことだ。これはワインが体にいいとワインブームが起こったが、その成分であるポリフェノールの一種でもある。
また、もう一つの重要な成分としてあげられるのがカフェインだ。疲労などを解消 してくれる覚醒作用やダイエットに有効な利尿作用があることで知られている。カフェインだけでは覚醒作用がありすぎ、場合によっては眠れないこと少なくない。そこでタンニンと結合することで作用を和らげている。
ガンに効力を発揮する
タンニンパワー
お茶はダイエットだけでなく、生活習慣病(成人病)に対しても効力があるといわれている。生活習慣病は体内で作られる活性酸素によって引き起こされるが、タンニンにはそれを抑制する働きがあるのだ。特にタンニンの主成分となっているエピガロカテキンガレートが生活習慣病を誘引する高血圧、高脂血症、高血糖を改善する。
一方、ガンに対する効果も見逃せない。お茶どころといわれるようなお茶の消費量 が多い地域では、ガンによる死亡率が極めて低く、全国平均の5分の1という結果 が出たところもある。
ガン抑制にはタンニンが大きく影響しており、タンニンには発ガン性物質を無毒化し、体内で発ガン物質が形成されるのを防ぐ働きがあるという。マウス実験ではガン細胞の増殖を抑えることも確認されている。
最近の研究では、人間の遺伝子にはガン細胞に対して自ら消滅するように促す機能を持ち合わせていることがわかった。これにはある酵素が深く関わっており、タンニンにはこの酵素の働きを助ける力が備わっている。
その他、胃ガンの原因の一つといわれるピロリ菌への抗菌効果があり、大腸ガンを防ぐといわれる食物繊維も豊富に含まれているのだ。まさにお茶はオールマイティーのパワーを持っている。
飲み続けてこそ、効果が!
お茶は薬とは違って、すぐに効果が現れることはない。毎日、飲み続けてこそ、効果 を得ることができるのだ。
しかし、やみくもに飲めば良いというものではない。まず、自宅で煎じる時はできるだけ早く飲み切ること。夏であれば、成分が変わったり、腐ってしまう危険性もあるからだ。次に、自己流のブレンドは互いの効果 を弱める危険性があることを知っておこう。