アルツハイマー〜これから迎える高齢化社会 (予防医学、自然療法健康ガイド)
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アルツハイマー〜これから迎える高齢化社会

Q TVで若い女性がアルツハイマー病になるドラマを見ましが、そんなことは本当にあるのでしょうか? ドラマの主人公と同じような年頃なので、とても心配です。もし、現実に起こるとしたら原因はわかっていますか? 予防法があれば教えてください。(30歳女性)
 
A 単刀直入に申し上げて、若い世代の人がアルツハイマー病になることはあります。ただし頻度はとても低く、特に日本では非常に稀なことです。また、家族性のアルツハイマー病と呼ばれているものでも、家族全員が発症するということではありません。単純な遺伝ではなく、非常に複雑な遺伝子の状況が発病の確率に大きく関与しているらしいというところまでは解明されつつあります。しかしまだ解明されていない部分も多く、従って予防法も確立されてはいません。若年者が一見痴ほう症のように見える物忘れなどの症状を自覚した場合には、むしろうつ病など、他の病気の可能性も考えて専門家に相談されるのがよいのではないでしょうか。

 患者さん自ら受診するというケースは稀であるが、自らがおかしいと気づいても躊躇し、とまどっているうちに病状が進行する場合もある。痴ほう症の初期は、記憶障害だけが存在し、判断力が保たれている時期に限定されるために、家族すらおかしいと気づくことは少ないので、以下の点に気をつけたい。

痴ほう症の初期症状の特徴

女性の場合
 その人のセンスあるいは感覚の変化として現れやすい。料理の盛付けや味の変化として現れたり、着物と帯の色のとりあわせがおかしくなるような例がある。従来のセンス、感覚の変化(細やかさが失われている)の点がごく初期の痴ほう症に認められることがあり、この段階でおかしいことに気づいて病院に受診するケースは皆無である。

男性の場合
 今まで何気なくこなしていた日課や仕事でも、『よく考えて思い出そうとすれば思い出せることもあるけれど、以前よりずっと時間がかかるようになった』という能率面 に現れやすい。

家族が痴ほう症に気づくとき

  以下に示す項目は、家族が痴ほう症に気づくときの順位を示している。該当する症状があったら、医師の診察を受けた方がよい。

1.同じ事を言ったり聞いたりする
2.置き忘れやしまい忘れが目立った
3.蛇口やガス栓の締め忘れが目立った
4.日課をしなくなった
5.時間や場所の感覚が不確かになった
6.以前はあった関心や興味が失われた
7.物の名前が出てこなくなった 

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