じっくり話を聞くことが治療の基本
「気血」の頑固な停滞がガンであるとするならば、その流れをスムーズにしてやることが健康体につながるわけだが、同クリニックでは実際にどのような治療が行われているのだろうか。
「私どもがやっているのは基本的には中国医学による薬草治療です。漢方薬を中心として、カウンセリング、ホメオパシー(同種療法)を併用した治療をしています。経絡治療が必要な患者さんには鍼灸をお勧めしています」
経絡とは「気血」の通り道で、全身にくまなく張り巡らされている。その経絡上に存在している経穴(一般 的にはツボと言われている)に鍼治療を施すというものだ。
下谷武志医師が治療に当たってとくに重点を置いているのがカウンセリングだ。
「どんな疾患であれ、その患者さんに合った治療をすることが大原則です。そのためには患者さんの体や心が発しているサインを見抜かなければなりません。じっくりお話をお聞きしますし、触診も欠かせません。そうしながら多くの治療方法の中からその人に合った治療をしていくわけです。まさにマッチングに尽きと思います」
いろんな治療を併用しながら「気血」を整えていく。そうすることで滞った「気血」の流れをスムーズにしていくというものだ。
この「気血」を整えるために、中医学では清熱解毒薬が使われているが、同クリニックで使っている代表的なものを上げてもらった。
1・白花蛇舌草
2・山慈姑
3・紫花地丁
4・土芹苓
5・秦皮
6・敗醤草
いずれも煎じて飲むのだが、患者の状態に合わせて使っていく。患者によっては鍼灸を施したり、ホメオパシーを併用する。そうしながら「気血」を整え体中にエネルギーを充たしていく。そうすることでガンに打ち勝つ体をつくっていくというものだ。