「ゆらぎの医学」でバランスのとれた健康な体に戻す
また、脳卒中で、俗にいう癇癪持ちになった人などには「抑肝散歩」がいい。怒りっぽく、気分がいらだつ、あるいは手足が震え、ひきつれる、などの症状にも効果 がある。
この資料を示してくれた重野哲寛先生は、漢方医として治療に当たるばかりではなく、独自の新しい医学「ゆらぎの医学」を用いた食事法をベースにした治療法を実践し、多くの「不治」と宣告された難治病の患者さんを救っている。脳卒中もその一つで、先生の療法を行っている人は、まず発作が軽い。たとえ発作が起きても症状が軽いから機能回復が早い。機能回復のペースも速く、健常時とほぼ同じ状態にまで戻り、職場復帰している患者ばかりだ。
重野先生の「ゆらぎの医学」はこうである。
私たちの身体は、あたかも起きあがり小法師のように、常に揺らぎながらバランスを保っている。いろいろな刺激や環境の変化の影響を受けながら、ふだんは小さく穏やかに揺らいでいるが、たとえば強いショックを受けたり、怖い思いをしたりすると大きな揺らぎが生まれる。しかし、重りを重くして安定をよくすれば、すぐに復元できる。
では、重りを重くして安定をよくするとはどういうことか。「健康で丈夫な体をつくること」である。
健康で丈夫な体の条件は、免疫系、内分泌系、神経系、血管系、代謝系の5つの機能がバランスしていて、正しくネットワークされていること。そうなれば自己治癒力はどんどん高まる。