60年代の日本食こそ健康な
体をつくる食材に満ちている
重野先生がたどり着いた強い体づくりの基本は食。漢方の研究を押し進めるうちにめぐりあった最古の薬学書「神農本草経」に、毎日食べても安全で、さらに五つの生命のバランスシステムを整える食材を「上品」、それに近い食材を「中品」、副作用のでるものを「下品」として、食材の名前が挙がっていた。その「上品」をみて、重野先生は日本の60年代の平均的な家庭の食事と同じことに気づいたという。
「旅館の朝ご飯のメニューがあるでしょ。あれが60年代の食事です。だから患者さんには旅館の朝食をイメージするようにいいます。よく1日30品目摂りましょう、といわれているように、量 は少しでいいですから種類は多く、ということです」
重野先生は、食事療法をもっと積極的に取り入れる方法として、「神農本草経」を元にした5つの系のバランスを整え、高いレベルに誘導し、自己治癒力を高める「機能性神農食品複合体」を開発した。
これは、「上品」とそれに近い「中品」から約30種を選び、独自の製法でシステム化したもので、いくつかの種類がある。その中から患者の症状に最適なものを選んで処方するが、これは実費だ。
「深刻な状況でなければ、食事療法だけで十分健康な体を取り戻すことはできます。例えば、脳卒中にしても、ふだんから意識して『上品』の食事を摂って強い体をつくっておけば、発作が起きたとしても軽い。発作が起きてしまったり、なんらかの病気にかかったとき、積極的な食事療法としてこの機能性神農食品複合体を利用すればいいのではないでしょうか」
レベル 1
疲労し意識がぼけ、不活発、生体の機能は
低下している状態
レベル 2
ノーマルでリラックス、安静状態で、
生体の機能は正常
レベル 3
全てに能動的・活動的な状態で、
生体の機能は正常
レベル 4
パニック、興奮状態で生体の機能は過剰