前立腺肥大症 (予防医学、自然療法健康ガイド)
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前立腺肥大症

進行状況により投薬する漢方を変更
症状を抑え、不快感を改善

中高年男性の宿命ともいえる病気が前立腺肥大症だ。中国医学による アプローチは進行状況によって投与する漢方薬を変えること、そして何よりも 不快感を取り去ることに重点を置く。

肥大症かどうかを
慎重に 検査することが不可欠

 中高年の人で、「尿が出にくい」「排尿の回数が多くなった」と感じたり、排尿後に残尿感を感じたりしたら、前立腺の病気と考えられる。その中で、尿道を取り囲んでいる”内腺“が大きくなり尿道を圧迫し、尿が出にくくなるのが『前立腺肥大症』だ。

 治療の手順だが、まず直腸内指診を行い、前立腺の大きさや硬さ、圧痛の有無、対称性、可動性、表面 の凹凸不整を見る。検査には西洋医学的な手法を取り入れることも少なくない。超音波検査やレントゲン検査などによる画像診断、腫瘍マーカーの測定などを行い、肥大症以外の疾患が起きているかどうかを検査するのだ。

 ただし、単に前立腺が大きく、尿が出にくいからという理由だけで肥大症と判断してはならない。炎症によって前立腺が大きくなっていることや、ガンが隠れているケースもあるからだ。前立腺の検査は専門医にきちんとした診断をしてもらうことをお勧めする。

 さて、肥大症と判明したら、漢方では問診、望診、聞診、切診といわれる四診に基づいて、必要な情報を集めるのが一般 的だ。また、八綱弁証にて、病気の性質を寒と熱、病気の位置を表と裏、体の抵抗力と病邪のバランスを虚と実に分けて考える。

 そして気血水(津液)弁証にて、体に流れる気、血、津液の病理変化を見るという。さらに臓腑弁証にて、肝臓、腎臓、脾臓、肺臓からなる生理システムの異常の有無を調べ、患者の「証」を決定し、それに合わせた漢方の処方を選ぶことになる。

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