『ヤセ時』と『ムダ時』
整理期を上手に活用する
さて、やせようとする時は食べ物のことだけをターゲットにする人が多いが、生理周期を持つ女性では、やせるタイミングが生理のリズムに左右されてしまう。生理前の1週間から生理期まではどうしても体重が増えてしまうのは仕方のないこと。このときにはなにをしても無駄である。宮本先生はこの日を『ムダ時』と命名している。『ムダ時』の生理前期は体重が増えるのも当たり前で、それを気にすると、ただでさえイライラしているところに余計なストレスを与えてしまう。
「誰でも体重は増えるということを知っていれば、イライラも解消できるはずですよ。この時期は甘いものを食べたければ、楽しく食べて下さい。ストレスをため込まないようにすることが第1なんです」
また、生理が遅れがちの人、生理痛がある人は、この時期(生理前)に体操をしておくと、生理促進や生理痛にも効果があるという。
「生理の終了後が『ヤセ時』なんです。体重が元に戻る生理終了期から主食調整を始めてください。1〜2日で体重が変化しない場合は、まだタイミングが訪れていないということです。落ちる日まで続けてください(生理終了の判断は人それぞれあいまいのため)」
そして、夜だけの主食調整から始めることを先生は勧めている。
ちなみに生理がない男性の場合はどうだろうか。
「男性の場合は、生理に影響されることがないから簡単です。女性に比べると楽に体重を減らせます」
たとえば1週間のうちで残業や飲み会の付き合いがある人はその前に『ヤセ日』体操日を設定してタイミング・ダイエットを実行していけば良いのである。
「金曜日にお酒を飲まなきゃならないとなったら、金曜日を『ヤセ日』と決めてしまうんです。そして、その日に体操しておく。そうすれば、新陳代謝が活発になります。エネルギーをため込むことなく、どんどん消費させることができるわけですね」
一般的には酒を飲んでいるとやせられないといわれるが、宮本先生によると、別に飲みたい時には飲んでも構わないということになる。だから、無理に飲み会を断る必要もない(但し、飲む量にもよることと、その後の食事も影響する)が、人にもよるので試してみよう。
タイミング・ダイエットでは『食べること』、『皮下脂肪を効果的に燃やすこと』、『休むこと』、つまり栄養、体操、回復力を三原則にしている。これは健康の大原則でもある。そして、実行できないときはできないと割り切って、体重の維持(1kgの範囲内)で気楽に過ごす。この余裕がストレスを軽減して、健康を維持し、結果的にやせる体をつくっていくのだ。