「食事療法」と「運動療法」が糖尿病治療の基本 (予防医学、自然療法健康ガイド)
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「食事療法」と「運動療法」が糖尿病治療の基本

研究し尽くされた古典漢方薬の高い信頼性

漢方薬は約二〇〇〇年前に中国で完成され、その原典に記されていることが、徐々に進歩・改良されて中医学となっていった。現在、この中医学の漢方薬が日本の病院や
薬局では主流となっているが、占典のものとは生薬の種類も使い方も違っている。では具体的に現代薬と漢方薬はどう違うのか?

「漢方薬には味があるんです。酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い。この5種類の味に対して、それぞれ温める働きと冷やす働き、平らにならす働きがあるんです。これが一番違うところでしょう」

 あえて古典にこだわり、その原典である『傷寒論」を忠実に再現している玄武堂の山川晋二氏は語る。

 身近な食品でいうなら、お米は温める働きで小麦は冷やす作用。だからパンやうどん、ソバなどは体が冷えるので、冷え性の女性はお粥やご飯を食べた方が良いという。


「味は身体の五臓六腑に関連していて、たとえば苦い味は心臓に、糖尿病に関係のある甘い味は消化器系統(膵臓、脾臓、胃袋など)に働きかける。糖尿病は膵臓が熱を持ちインスリンが出にくくなっているので、消化器系統に到達してから冷やしてあげる生薬を選びます」

 数ある古典漢方薬の中で、糖尿病に効果的な処方を同氏に聞いてみると、

1白虎加人参湯(初期)びゃっこかにんじんとう
2竹葉石膏湯(初期)ちくようせっこうとう
3八味地黄丸(初期から中期)はちみじおうがん
4当帰建中湯(合併症が強い場合)とうきけんちゅうとう
5当帰四逆湯(合併症が強い場合)とうきしぎゃくとう
6通脈四逆湯(合併症が強い場合)つうみゃくぎゃくとう

「1〜3の漢方薬は特にオーソドックスなもので、糖尿病に有効なものはこれだけではありません。西洋医学は病名が決まって薬が選ばれるが、漢方は患者さんの体調、体質、その時の状態で同じ糖尿病でも処方する薬は千差万別。だから私のところでは、長い人で2時間も問診してから処方することも珍しくないんです。当然、副作用もありません」

 確かに現代医学の薬を服用すると、鼻水を止める薬というポピュラーなものでも、眠くなるという副作用がある。鼻水だけを止めたいが薬理作用上目的と違う
作用がでてしまうのだ、。

 その点、漢方薬の場合は体質や体調にピッタリとあっていれば副作用は出ない.ただし温めたり冷やしたりという作用が顕著にあるので、処方を間違えれば逆効果の恐れもある。

 漢方は効き目が穏やかであるとよく言われるが、そういう意味ではしっかりとした知識のある薬剤師に処方して貰う必要があるだろう。

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