電子療法と糖尿病のメカニズム
電子療法で健康になる!
前回までは、がんを切り口として電子療法について述べてきました。がんは日本人の死因で一番多い病気。となれば、今回はがんに次ぐ脳卒中、心筋梗塞を取り上げたいところです。この2つを合わせると、がんを抜いて1位になるほどです。ただ、この2つの大きな原因になっているのが、動脈硬化。その動脈硬化を引き起こす原因としては、糖尿病、高脂血症、高血圧症が挙げられます。そこで、今回は脳卒中と心筋梗塞の要因のひとつである糖尿病について触れます。
インスリンの不足から糖尿病は発症する
まずは糖尿病のメカニズムから理解しておきましょう。
私たちが生命活動を維持するためには栄養の摂取が不可欠ですが、栄養素のうちの半分以上は炭水化物によってまかなわれます。食物に含まれる炭水化物は体内でブドウ糖に変換され、エネルギー源として使われます。もちろん必要に応じて体内の各臓器に運ばれるわけで、そのため血液には一定量のブドウ糖が含まれています。これが、「血糖」と呼ばれるものです。
この血糖が異常に増え(「高血糖」と呼ばれます)、ブドウ糖が体内で十分に使われないまま尿とともに排出されてしまうのが、糖尿病です。
では、どうして糖尿病は起こるのでしょう。主な原因としては、インスリンというホルモンが不足することが挙げられます。
インスリンは膵臓内に散在している内分泌腺組織「ランゲルハンス島」のべ一タ細胞から絶えず分泌されているホルモン。血中のブドウ糖を体内のさまざまな組織細胞に必要な量だけ送り込み、逆に余分な糖分をグリコーゲンという物質に変えて肝臓や筋肉に蓄積したり、あるいは中性脂肪に変えて蓄えたりする機能があります。さらに甲状腺、脳下垂体、副腎といったホルモンの働きにも微妙な影響を及ぽしています。
つまりインスリンが不足すれば、血糖値が正常に保たれなくなったり、内分泌や代謝の異常が表れたりするわけです。
ならばどうしてインスリンが不足するのかというと、これは多種多様です。たとえば食べ過ぎ、飲み過ぎ、ストレス、運動不足、膵臓の動脈硬化、さらに遺伝的な素因もあります。