健康食品の賢い選び方--症状別(更年期障害) (予防医学、自然療法健康ガイド)
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健康食品の賢い選び方--症状別(更年期障害)

食の力で健康な体を手に入れる

 普段の食生活によって健康状態は左右されてしまう。例えば、良い物を食べている人と、悪い物を食べている人とでは、3年も経てば、確実に差が出てきてしまう。そう、天然の食べ物には優れた食効が含まれているのだ。医療技術が進んだ今でも、食べ物は病気を予防する最高の薬である。

 昭和36年以降、食事の変化に伴って日本人の死因も変わってきた。ガン、心疾患、脳血管疾患が急速に増えたのも、日本食から欧米食へと切り替わったことが原因であると言われている。病気になってから普段の食事を見直すのでは遅すぎるのだ。

 では、どのような食生活を心がければ良いのだろうか。予防に有効な食品を中心に、東洋医学の権威である薬学博士・林輝明先生にお話を聞いた。


更年期障害
——カルシウムの摂取で、神経の高ぶりを抑える

女性ホルモンの減少で、自律神経の働きに支障をきたす 更年期障害とは、女性の閉経前後2〜5年、つまり48〜50歳の間、起こる不定愁訴のことを言う。

 女性ホルモンが少なくなると、交感神経と副交感神経が乱れて、自律神経をつかさどる機能がおかしくなってくるのだ(自立神経失調症)。症状としては、動悸、肩こり、不眠、めまい、冷え性、のぼせ、便秘・下痢、イライラ、骨粗鬆症、生理不順・生理痛、手足の冷え、貧血、腰痛・関節痛など、多岐に渡る。

 また、48〜50歳と言えば、親の死や子供の独立など、周りの環境が変化する時でもある。そのため、心因性の不定愁訴が起こることもある。

しかし、誰もがかかる症状ではなく、人によってさまざまである。

 治療法については、自律神経失調症か心因性かによって違ってくる。自律神経失調症であれば女性ホルモンを投与し、心因性のものであれば、鎮静剤を使用する。

 さらに、食品の選び方も大切になってくる。女性ホルモンが減少すると、血液中の脂質が増えて、粘度が高くなる。血液をきれいにする食品の摂取が必要となってくるのだ。また、心因性によるものであれば、精神を安定させる食品選びが重要となってくる。

(1)自立神経の調整には?
 交感神経と副交感神経のバランスを整えるのに1番役立つのが朝鮮人参である。この他にも、体力をつけたり、血液の流れを良くしたりする働きがある。

(2)精神を安定させるには?
 神経の高ぶりを抑えるにはカルシウムがベストである。その他にも、サフランや紅花にも興奮を抑える働きがあり、どちらも血液の循環を良くしてくれる。また、ビタミンB2とニンニクは一緒に食べると、神経をやわらげる働きがある。

(3)安眠には?
 不眠に悩む人には、クルミ、ハスの実、ナツメが有効である。漢方でもこれらの食品が使用されている。

(4)筋肉を弛緩させるには?
 カルシウムは精神安定作用の他、肩こりを和らげる効果がある。

(5)女性ホルモンの代用には?
 女性ホルモンの減少によって、骨粗鬆症が起こりやすくなる。そこでお勧めなのが、ザクロの種、大豆のイソフラボンである。これらの食品は女性ホルモンとほぼ同じ働きをしてくれる。

(6)血流をよくするには?
 更年期障害になると、血液の流れが悪くなる。そこで、役立つのは朝鮮人参、ビタミンE、シイタケ、霊芝、ショウガ、サフラン、紅花などである。

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