ビタミンと骨粗鬆症 (予防医学、自然療法健康ガイド)
予防医学、自然療法健康ガイドは予防医学や代替療法など、東洋医学に関する話題を紹介、美容ダイエット情報も。

予防医学、自然療法健康ガイド Top >  病名 >  骨粗鬆症 >  ビタミンと骨粗鬆症

◆スポンサードリンク

ビタミンと骨粗鬆症

ビタミンのメカニズム

高齢化が進む中、骨粗鬆症の患者数は激増しています。それに伴い高齢者の骨折も増えているのが現状です。高齢者は足腰や視力の衰え、脳の萎縮などによってバランスを失いやすく、ちょっとしたことでも転倒してしまいます。しかし実は、こうしたことを「年をとっているから当たり前」と考えるのは良いことではありません。高齢であっても、転倒しにくい体作りと、転倒しても折れない骨作りをする方法はあるのです。


骨についての基礎知識

 高齢者が転倒した際、手をつけば手関節内骨折、胸を打てば肋骨骨折、腰や尻持ちをつけば腰椎圧迫骨折や骨盤骨折、片足を打てば大腿骨頚部および転子間骨折等をおこします。

 大腿骨頚部骨折だけを見ても、現在では年間10万件以上も発生しています。

 ではなぜ高齢者が骨折しやすいのかというと、老化→体の各機能の低下(骨粗鬆症)→転倒→骨折→ADL(日常生活レベル)の低下により寝たきりになるという、一連の流れがあるからなのです。この流れを断ち切るためには体の各機能の低下を克服し、転倒しにくい体作りと、転倒しても折れない骨作りをする必要があるのです。

 その具体的な方法を説明する前に、まずは私たちの体の「骨」が一体どのようなものなのかを説明しておきましょう。

 体には約200個の骨があり、筋肉や靭帯が関節をまたいで骨と骨をつないでいます(骨は筋肉や靭帯の付着部)。骨の硬度は歯についで硬く、重力や筋力などの負荷により強くなっていきます。また、骨の基本構造は外側から骨膜という血管神経の豊富な組織に覆われ、次に骨皮質という硬い部分と、その内側の血液が作られる骨髄という海綿状の組織からできています。

よく骨はカルシウムからできていると言われていますが、実際は蛋白質、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンKをはじめとするビタミン類とカルシウム、リン、マグネシウム、マンガン、ナトリウム、カリウムなどのミネラル類が骨の材料となっているのです。

 当然、骨も代謝しており、それは骨内にある骨芽(骨をつくる)細胞と破骨(骨をこわす)細胞がコントロールしており、これらの細胞はエストロゲン(女性ホルモン)、副甲状腺ホルモン、甲状腺ホルモン、活性型ビタミンDという4つのホルモンと筋力や重力などの日常的負荷により制御されています。

 気になる骨量の変化は、出産や閉経という骨代謝に大きな影響を与えるイベントの多い女性の方が起伏に富んでいます(グラフ参照)。

 つまり骨粗鬆症は、もっぱら女性の健康問題として考えられており、男性の場合は80歳以上で約半数が骨粗鬆症であるというデータが存在しますが、女性の比ではありません。

 一般に女性は30歳半ばまで骨量は増え続けますが、ここでピークを迎えます。この骨量が人生の中で最も多いところをボーン・ピーク・マスと呼び、ピーク後は閉経期まで徐々に少なくなり、閉経後は一気に減少。60歳代末には、そのほとんどが骨粗鬆症となっていくのです。
 こうした私たちの骨の中で、骨粗鬆症を起こしやすい骨は顎、肋骨、脊椎、手足の長管骨と言われています。

医療現場から見た現代の骨粗鬆症の3つの問題点

■高齢者(女性)の増加に伴う骨粗鬆症患者の急増
 骨粗鬆症になる要因のひとつは、高齢によることです。しかし、このところ激増している子宮内膜症や、中年女性の約半分以上の方が持っているといわれる子宮筋腫に対する手術での子宮や卵巣の摘出からも、骨粗鬆症は考えられます。

 これによりエストロゲンの分泌を、閉経を待たずに失ってしまうのです。
 また、昔と違って交通機関が発達したことにより、身体的活動量が低下したため、骨の負荷が減って骨量が増えなくなったのではないかとも考えられます。

■ボーン・ピーク・マスの低年齢化
 この背景には、都市部で見かける若い女性の「見た目痩せ」の急増と関係しており、多くは現代食で行うカロリーダイエットによるものと推測できます。

 つまり、カロリー過多でそれを代謝するのに必要なビタミンやミネラルなどの副栄養素の不足した現代食でカロリーダイエットをすると、副栄養素の摂取量はさらに減少し、筋肉と骨が減り、脂肪は増えるという最悪の結果を招くのです。

 現実に都市部での体脂肪率は体重の減少とは逆に増加しています。さらに世の風潮も手伝ってダイエット年齢の低年齢化は10歳代にまで低下してきており、専門家の間でもボーン・ピーク・マスは、10歳代後半まで落ちてきているのではないかと指摘する方もいるほどなのです。
 その上、「ガン黒」という女の子たちのように極端に肌を焼いてしまうと、皮膚でビタミンDを活性化できなくなりカルシウムの吸収も落ちるので、間違いなく骨粗鬆症を招くことになるでしょう。

■子供の骨粗鬆症
 子供の骨粗鬆症の増加は、実際に私が現場で経験してきたことです。

 これまでは一般的に「一度折れた骨は二度と折れない」と言われていましたが、5年間に同じ箇所を2回も骨折した子供が数人おり、骨密度を測ったところ何と90歳の女性よりも低い数値を示していました。

 実は、こうした骨密度の低い子供たちは、骨成長が最も活発であるはずの小学校高学年から中学生に多く、彼らは明らかに骨粗鬆症と言ってよいでしょう。

 なぜ育ち盛りの子供が骨粗霧症に?

 その理由は色々ありますが、特に問題なのが「咀嚼(そしゃく)不足」と「骨の材料不足」です。現代食には噛まなくても飲み込んでしまえる軟らかいものが多く、よく噛んで食べないと消化吸収しないばかりか顎や体全体の骨も栄養不足になり、その弊害として子供たちにも骨粗鬆症は拡がっているのです。

 <  前の記事 健康食品の賢い選び方--症状別(肥満)  |  トップページ  |  次の記事 高血圧、糖尿病、高脂血症  > 


◆スポンサードリンク

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://xsvx1013120.xsrv.jp/cgi-bin/mt33/mt-tb.cgi/33420

Google
         



予防医学、自然療法健康ガイドは予防医学や代替療法など、東洋医学に関する話題を紹介、美容ダイエット情報も。

予防医学、自然療法健康ガイド Top >  病名 >  骨粗鬆症 >  ビタミンと骨粗鬆症

このページについて

このページは「予防医学、自然療法健康ガイド」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。

日別