高血圧、糖尿病、高脂血症 (予防医学、自然療法健康ガイド)
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高血圧、糖尿病、高脂血症

西洋薬と漢方薬を上手に併用することが大切

漢方 一定の年齢を越えた場合、服用した方が良い漢方薬もある。人は誰でも40歳を過ぎると白髪が交じってきたり、歯の治療をしたり、肌の潤いが減ってしみが消えにくくなったりする。また、夜のトイレ通いも始まり、免疫力も落ちて、ストレスに弱くなる。いわゆる老化の始まりで、これを漢方では腎虚と呼んでいる。

 腎虚には補腎丸(ほじんがん)と呼ばれる薬が適しており、これには「海馬補腎丸(かいぱほじんがん)」(10の動物生薬と10の植物生薬からなる薬)、「八味丸(はちみがん)」(8種類の生薬を合わせて作った薬)、「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」(八味丸に牛膝車前子(ごしつしゃぜんし)などの利尿薬を加えたもの)などがある。

 なお、誤解のないように説明しておくと、中村先生は西洋薬を否定しているわけではない。西洋薬は病気の治療には効果的な物も多く、高血圧なら降圧薬を服用するのがベストなのだ。しかし、降圧薬を飲むことで別の部分に支障をきたす(肌が荒れる、咳が出る、インポテンツになるなど)恐れも出てくる。これに対して漢方薬を服用すれば、西洋薬の良い部分だけを引き出せるのだ。

 症状が治まってくれば、西洋薬の服用をやめて漢方だけに切り替えることもできる。つまり、西洋薬と漢方薬を上手に併用することが効果的と考えているのだ。


食生活の改善も必要条件

 さらに中村先生は、食生活など普段の生活習慣を改善することこそ、高血圧対策になると考えている。血圧を下げるためには

1 食塩の摂取量を減らす
2 なるべく天然産のビタミンやミネラルを摂る
3 アルコールはたしなむ程度にする
4 タバコはやめる、

といった生活を基本とするのである。

 高血圧の漢方治療法は、初期の段階と長期経過の場合で事情が異なってくる。初期の段階ではなるべく薬を飲まず、食事、運動、生活の中で様子をみることが大切。どうしても不安な場合は、補腎丸の他に証に合った薬を飲んで、なるべく西洋薬を飲まないようにする。
 一方、長期化した場合はかたくなに漢方薬だけを飲んでいると、時には取り返しのつかないことにもなる。漢方医学も治癒能力の限界があるため、西洋薬の良いところはどんどん採り入れるべきである。

 ところで、中村先生が高血圧対策として強く推し進めているのが、カニから抽出される健康食品「キチン・キトサン・オリゴ糖」である。高血圧になる原因の一つに食塩NaClのナトリウムクロールがあげられているが、この健康食品はCl 塩素イオンと合体し体外に排出させることで、血圧を安定させる働きがあるのだ。

 同氏自身、高血圧に悩み、降圧薬、漢方薬、麦力素にキチン・キトサン・オリゴ糖を飲み始めたところ、半年で降圧剤が必要なくなった。以来、この健康食品をとりつづけることが、自己防衛の手段と考えるようになったと言う。

 中村先生は、漢方は優れているが、これだけを服用していても効果のないことがあると考えている。症状に応じて西洋薬の服用や、生活改善をしてこそ、漢方の良さが最大限に引き出せるということなのだ。

 なお、中村先生は現在、長野にある「老人保健施設はびろの里」(FAX0265・77・0105)で診療にあたっている。東京・中野の診療所では長男の中村洋一氏が院長として診療にあたっており、高血圧と漢方についても相談、治療が受けられる。ただし、中村實郎先生に診てもらいたいという人は、上記の番号にFAXすれば連絡をとることができる。

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