反射療法とは
反射療法とは足裏にある反射区と呼ばれる各臓器に対応したゾーンを刺激する療法のことだ。反射区はゾーン(面)として捉えているためピンポイント(点)でツボを刺激するツボ療法とは異なる。ゾーンは面であることから広くてわかりやすい。血液循環をスムーズにして人間が持つ自然治癒力を高め、身体のトラブルを克服していくとされている。
足裏を刺激することで、なぜ健康快復につながっていくのか。筋肉の3分の2が集まる足は心臓から送り出された血液を再び心臓へ送り返すポンプの役割を果たしている。足の部分は上半身の10分の1程度しか血圧がないため、心臓から一番遠い足には血液循環がうまくなされていない。
そのため、足に二酸化炭素や乳酸などの老廃物が蓄積されてしまう。足裏をマッサージすることで筋肉、血管、神経を刺激し血液の循環を良好にし、老廃物を取り除き身体の内部がきれいになるからだ。
ちなみに、20世紀初頭にドイツの医学博士フィッツゲラルドが自分の手の指を揉んでいたところ同じ側の足の指が温かくなり、互いに影響し反映することを発見したのが反射療法の起源だ。
両足にゾーンは66個ある。面白いことに、両足を揃えるとゾーンは身体の各器官の位置関係とほぼ一致している。例えば、肝臓は腹部の右側にあるように、右足にしか存在しない。
このように、足裏のゾーンと各臓器の位置が一致しているのにはわけがある。「各臓器に異常が起きれば足裏のゾーンにそのまま反映されるからです。しこりや痛みというかたちになって現れるからです」と安東足裏治療院の安東春樹先生は話す。