カイアポいも--インスリンの分泌を促すだけでなく働きを高める効果
ブラジルでは民間療法に取り入れられてきた植物
西洋医学、代替医療などあらゆる医療を色眼鏡で見ることなく、それぞれの長所と短所を見極めた統合医療を行っているのが、高輪メディカルクリニック(東京港区)の久保明先生である。糖尿病に関しても独自の視点を持っており、進行具合や体質などによって、異なる治療法を実践している。
「よく糖尿病患者に対し、インスリンが欠乏しているという表現を使う場合がありますが、これは誤りです。欠乏しているのでなく、分泌パターンに異常をきたしたり、インスリンの作用不足に陥っているというのが、正しい表現なのです」(久保先生)。
そして、こうした状態に効果的な食べ物として同先生がすすめているのが、『カイアポいも』という植物である。ブラジル南部のカイアポ地方で栽培されるいもで、甘みがないため食べ物としては美味しくないが、ブラジルでは出血を止めたり、血液をきれいにするなどの理由で、民間療法に役立てられてきた植物だ。
カイアポいもにはどのような成分が含まれているのか。久保先生が日本食品分析センターに成分分析を依頼した結果、非常に栄養価が高く、ビタミン、ミネラル分を豊富に含んでいることが判明した。
だが、これらの栄養素は糖尿病に対して直接効果をもたらすものではなく、血糖値を下げるのは、いもの皮に存在する成分(正確には表皮から2〜3ミリの部分)であることがわかった。皮の成分は正確には判明していないが、数々の試験結果によって、糖尿病の改善に著しい効果を表すことが明らかになった。
具体的にはカイアポいもを生のまま皮ごとすり下ろし、1日50〜100グラム飲むと1、2ヶ月後には血糖値が下がり、血液がサラサラになるというデータが出ている。