酢と卵で細胞を活性化
糖尿病治療の基本は食生活を改善すること。カロリー制限するための食事内容は日本食が基本となる。
特に「米」は最適だという。米はでんぷん質が繊維状に絡まっているため栄養として取り入れるのに時間がかかる。その点、パンは吸収消化されやすいため血糖値が急上昇してしまうのだ。
米の場合は糖質として利用されるのに時間がかかり、血糖値はゆっくり上昇していく。また、食物繊維も欠かせない。米と食物繊維は日本食で取り入れやすく、急激な血糖値上昇を回避することができるのである。
糖質はガソリンと同じであり、人間の身体の6兆個の細胞が糖質によって維持されている。その供給と消費のバランスが取れれば糖尿病も緩和されるのだ。
体外から取り入れた糖は細胞膜が取り入れ、エネルギーとして燃焼し、老廃物を排出するという流れができている。細胞膜一つひとつを活発化させることは細胞の活性を促すことにつながる。つまり、細胞膜の活性を維持することが健康にもっとも重要になる。
細胞膜は「レシチン」と「たんぱく質」で構成されている。レシチンやたんぱく質を常時供給していくことが活性化につながるのだ。「レシチン」が豊富なのは「卵」や「大豆」である。卵と大豆と常時取り入れる食事をすることが大切というわけだ。
また、細胞に取り入れられた糖がエネルギーとして燃焼する機能も維持していかなければならない。そのためには酸素の供給も重要であるが、燃焼を促す「触媒」が必要だ。その「触媒」が「酢」なのである。
つまり、細胞を活性化するには「卵」と「酢」が欠かせないというわけだ。そこで中川先生が推奨するのが「酢卵」である。酢卵は細胞を生まれ変わらせることができるのだ。
卵は一般的にコレステロールが高いといわれているが、これは間違いで、良質なたんぱくを多く含んでいるため害はない。
適正なカロリーコントロールにはオカラ
食習慣は一人ひとり異なっており、満足感も満腹感もそれぞれ違っている。カロリーコントロールを順調に行うためには満足感が非常に重要だ。満腹感と食事のうまさを満たすことが、カロリー制限継続の秘訣となる。
そこで中川先生が提唱するのが「オカラ」である。オカラは大豆料理の代表ともいえる食品である。食物繊維やレシチンが豊富で、カロリーは低いが、満足のいく腹ごたえを実感できる。
とはいえ、毎食オカラでは飽きてしまい、継続的なカロリー制限ができなくなる恐れがある。中川先生はそれを乾パンの形で提案したのだ。
乾パンの形式で主食として取り入れれば、カロリー制限が可能となり、ダイエットを含めて体重管理もでき、糖尿病の予防もできるのだ。
そして、カロリー制限とともに不可欠なのが「運動」だ。「人は血管とともに老いる」というように、老化が起こりやすい状況は血液が流れにくい状況があるからなのだ。そのため、血液が流れるようにするには「運動」が重要なのである。。毎日運動することはカロリーの消費にもつながる。ウォーキングや水泳、軽い運動でも毎日続けることが大切である。
酢卵とオカラを利用した食生活の改善とカロリー制限、運動が糖尿病予防とともに糖尿病治療にも役立つ。