総合ホルモン補充療法 (予防医学、自然療法健康ガイド)
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総合ホルモン補充療法

老化のメカニズム—総合ホルモン補充療法を探る
老化を防止、10歳の若返りを可能にする総合ホルモン療法

誰しも若々しい状態で、長生きしたいと願っている。せっかく長生きしても病気がちであったり、容姿が衰えてしまっては意味がないからだ。何とか、長寿と若さを同時に手に入れることはできないだろうか。その答えは総合ホルモン補充療法にある。

老化防止や若返りにはテロメアが関係している

 そもそも老化とは、どういう状態を示すのであろうか。人によってさまざまだが、まず体の衰えが目立つようになる。たとえば、筋肉量が落ち、体脂肪が増える。また、免疫力が落ち、生活習慣病を含めた病気にかかりやすくなる。とくに、心臓や腎臓などの臓器関係は、年をとるにつれ衰えてくるものなのだ。

 そのほか、おなじみの老化現象で、物が見えにくくなったり、聞きにくくなったり、記憶力が衰えたりすることも挙げられる。ちなみに、爪の成長は50%ほど減退するといわれている。爪の伸びが悪いことも老年期に入った証拠なのである。

 では、なぜ老化は起こるのだるうか。

「老化の進行には、さまざまな原因が挙げられます。その中のひとつにテロメアが関係しているのではないかという学説があります」と語るのは、シロノクリニックの張賢二先生。

 テロメアとは、染色体の末端にある生物学組織である。テロメアは細胞分裂を繰り返すにつれ、短縮していく。そして、ある程度まで小さくなると、死滅してしまう。こうした現象は老化した細胞に見られることが分かっている。そのため、テロメアが老化に大きく関係しているのではないかと考えられている。

 テロメアはテロメラーゼと呼ばれる酵素によって、つくられている。テロメラーゼが活性化していれば、テロメアが死滅することはない。つまり、テロメラーゼを十分、活性化させることが老化防止や若返りにつながるのだ。

「テロメラーゼを活性化させるには、HGH(ヒト成長ホルモン)を中心とした9種のホルモンを補充することが必要です」(前出・張賢二先生)

 1997年、テキサス大学南西医科センターとカリフォルニア・メロンパークのゲロン社の研究者たちが、テロメアにテロメラーゼを与えたところ、テロメアは不死に近い状態になったという。この事実からもテロメラーゼの活性を促すことが老化阻止や若返りにいかに役立つかが分かることだろう。

 また、1998年1月、76歳の男性と彼の孫である27歳の男性のテロメアを調べたところ、興味深い事実が分かった。76歳の男性のテロメアが76%減っていたのに対して、27歳の男性のテロメアは40%も減っていたのだ。つまり、テロメアは早い段階で、減少することが分かる。ホルモンを補充すればテロメラーゼは活性化する

 糖尿病や心臓病、脳卒中、ガンなど、体の疾患の多くはホルモンのバランスが崩れることによって生じる。このホルモン・レベルが低下する理由としては、加齢が挙げられる。

 ホルモン・レベルの減少は25〜30歳で開始する。しかし、この年代のテロメア減少の信号は分かりにくい。そのため、ほとんどの人が40〜50歳になるまで、ホルモン・レベルやテロメアの減少に気づくことはないのだ。

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