ハーブ療法 (予防医学、自然療法健康ガイド)
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ハーブ療法

ハーブ療法で夏バテを乗りきる

記録的な暑さが続く今年の夏。クーラーのきいたオフィスでの冷房病、疲れていても寝付けない熱帯夜、胃腸の調子も悪く、日々つのる体のだるさ——。「もう、限界!」と悲鳴をあげている人も多いのではないだろうか。体に自然を呼び起こす清涼剤「ハーブ」の効果を探ってみた。

夏バテにハーブは有効か

 箱根の東南山麓にある緑蔭診療所は、周りを深い緑に囲まれた濡洒(しょうしゃ)な建物である。ここでは、現代医学に加え、中国医学、独自のハーブ療法、アロマセラピーを実践しており、婦人科の疾患をはじめ、アトピー性皮膚炎やリウマチの人が、遠くは四国からも通院してくるという。今回は夏バテ対策を中心に、ハーブ療法の効果と実践法について橋口玲子医師に話を伺った。

 夏バテには3つの要因があるという。

 まず第一は「水やミネラルの喪失」によるもの。高温多湿の夏は体温を保つためにエネルギーを使うからビタミン類も多く消耗する。脱水気味の日が続きミネラルが不足してくると、だるさが抜けないといったいわゆる夏バテ状態に陥るのである。

 二番目が、食欲不振や胃がもたれるなどの「胃腸の不調」。腹痛をともなう下痢や、人によっては便秘になる場合もある。

 三番目は、多くの人が経験する「睡眠不足」。睡眠が浅くなったり寝汗をかいたりなど、熟睡不足が原因となって体全体の調子が悪くなってしまう場合である。

「どれになりやすいかは人によって差がありますが、この三つがひどくならないようにすれば、重症の夏バテに陥ることは防げるでしょう。こういった症状が出ても、早いうちならハーブ治療はとても効果があります。夏バテに対するハーブ療法としては、まずハーブティーを試してみるのがいいでしょう」

 ハーブティーの効力自体は決して強いものではなく、予防的な意味合いが強いので、ひどい下痢などの症状が出ている場合にはハーブティーだけで治療するのは難しい。しかし、日常的にコーヒーなどのカフェイン飲料を飲んでいる人がそれを止めたうえで、カモミールやミントといったハーブを飲んだ場合には、かなりシャープな効果が期待できるという。

 元来ハーブやお茶は薬として用いられていたものだが、たとえばカモミールなどは、その有効成分から造った西洋薬もあるほど優れた薬効成分が含まれており、胃腸の働きにはかなりの影響力を発揮できるのだ。

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