いくつも治療法を知っていると、いざというときに心強い
ガンで入院する人の数は年間100万人くらいと言われている。そのうち3割近くの人たちが亡くなっており、ガンは日本人の死因のトップに数え上げられている。恐ろしい病気であることは確かだが、現代医学では治せなかったガンも代替医療で完治するケースも増えている。
一方、医療に携わる医者の側にも現代医学に限界を感じて独自に研究を進め、特殊な治療法、あるいは予防医学を確立、提唱する医師も多くなってきた。現代医学と併用することで、治療効果をさらにアップさせるというものだ。
そんな患者と医者たちの闘いの記録を、ビデオ『ガン患者が助かった驚異の治療法』にまとめた制作者の(株)エス・エス・シィ社長の水上行弘さんに、ビデオをつくった意図、コンセプトについて聞いた。
相次ぐ両親のガン死がこのビデオをつくらせた
編集部 『ガン患者が助かった驚異の治療法』をビデオにまとめた経緯からお聞かせください。
水上 私は両親をガンで亡くしています。20歳のときに母を、27歳のときに父を相次いで亡くしました。それぞれ32年くらい前と25年くらい前のことです。
当時田舎にいた母にとって、唯一の治療法はお灸でした。灸師を呼んで灸をしてもらいましたが、その灸師は1カ月で灸をするのをやめてしまいました。もう1カ月早く見せてくだされば治せましたが、これでは無理です、と言われてしまったのです。
父親の場合もそうでした。具合が悪いというので病院で診てもらったところ胆石と診断されました。そこで手術の順番を待って2カ月後に病院に行き、お腹を開いたところガンだったのです。手遅れでした。
知り合いが飲むといいと買ってきてくれた護符を父に飲ませたこともあります。そんな紙切れを飲んで病気が治るはずがないと思いながらも、じっとしていられなかったんですね。まさに「藁をもつかむ思い」とはこういうことをいうのだと思います。ただ黙って見ているだけでなにもしてあげられず、「座して死を待つ」という感じで、とても悔しい思いをしました。
当時は、早期発見をし、患部を切り取ってしまえば治りましたが、ある程度進行したガンについては延命効果を期待するしかなかったのです。治っても再発という怖さがありました。しかもすべて医者に自分を、あるいは身内を任せるしか方法はなかったのです。
医学が進歩したとは言え、現代医学では相変わらず「手術」「抗ガン剤」「放射線」の3つの方法しかありません。そんなところに限界を感じたからでしょう、独自の研究をし、特殊な治療法、あるいは予防医学を提唱する医師たちも多くなり、今ではさまざまな治療法や予防医学の情報に接することができるようになりました。
しかし、どの情報が正しく、どの治療法が効果的かというのはなかなか把握しがたいものです。タイトルからもわかるように、このビデオに登場する患者さんたちは自らの意思で医師を選び、また登場する医師も、ガンは不治の病ではないことを信じて患者さんと闘っている人たちばかりです。
このビデオを、ガンで苦しんでいる1人でも多くの見てもらいたい。そして後悔しない治療をしていただきたいと思います。そういう意味では、両親の死がこのビデオをつくらせたといっても過言ではないと思います。