血圧は年齢とともに高くなる
〜最高血圧140以上、最低血圧90以上が高血圧〜
"生命の源"といわれる心臓は、生命を維持するため、酸素や栄養分を含んだ血液を、からだのすみずみまで休みなく送り続けている。この血液の壁にかかる圧力が血圧。
生みの親は心臓で、頭のてっぺんからつま先まで血液を輸送するには、圧力が欠かせない。正常な血圧の人でも2m、高血圧の人では3m以上も水を押し上げる力を持っている。血圧は、心臓が収縮して大動脈に血液を送り出すときが最も高く(最高血圧)、次に送り出す血液をためるため、心臓が拡張するときが最も低い(最低血圧)。
その血圧の正常値は、最高血圧が100〜139mm、最低血圧が89mm以下。そして、最高血圧が140mm以上、最低血圧が90・以上を広い意味で高血圧という。わが国には、この高血圧患者が1900〜2000万人もいるとか。
年とともに血管の弾力性が失われ高くなる
高血圧とは、血圧の高さを調節する機能に狂いが生じた状態だ。そして、加齢とともに血圧は高くなっていくことが多い。これは、年をとると動脈のしなやかさが失われるため、高い圧力がどうしても必要になる。また、脳神経の働きが衰えてくるのに伴い、脳の血圧調節機構のバランスがくずれてくる、などの理由による。
血圧は梢神状態や気温によっても変動する
しかし、血圧は1日のうちに50mmも変動する例が珍しくないし、測定時の環境にも大きく左右される。病院と、くつろいで自宅で測定したときとでは、かなり差が出る。精神状態、食べ物、気温などに敏感に反応し変動するので、あまり神経質になる必要はない。俗に「年齢プラス90が正常値」といわれるが、個人差や動脈硬化などを無視した考え方だ。
血圧管理は白分の手で
とはいえ、血圧管理は大切。高血圧で治療中なら中断することなく続けるべきだし、特に高血圧家系の人は、35歳をすぎたら、家庭用血圧計を用意して、自宅で定期的に測定したい。いまのところは自覚症状がないといっても、安心できない。かえってそのことが、怖い。血管系の変調は、血圧値に数字となってあらわれることが多いので、定期的に測定して、その変調を早めにキャッチすることが大切だ。