漬けものが胃がんの有力”犯人”とみられた理由
発がん性の強い二トロソアミドが検出
日本人の好物、市販の白菜漬け、野沢菜漬けから、発がん性の疑いが強い物質ニトロソアミドが検出されたと発表されて、主婦や漬けもの業者をあわてさせている。
漬けものが胃がんの犯人説をとなえ出したのは、1983年春、東京で開かれた日本食品衛生学会。
ニトロソアミドは、発がん物質のひとつニトロソアミンと合わせ、Nニトロソ化合物と呼ばれている。肉や魚に含まれるアミド類と亜硝酸が結合してできる。ニトロソアミンは肝臓や腎臓、肺など、一方、ニトロソアミドは胃や食道にそれぞれがんをつくる。
ニトロソアミドの分析法が、日本の研究者によって世界に先がけて開発されたのが、犯人追及のきっかけとなった、研究の結果、白菜の塩漬けから 2325PPb(2・3PPm)、べったら漬けから93〜266PPb、京菜・野沢菜漬けから50〜107PPbのニトロソアミドが検出された。
あまり気にする必要はないがホドホドが肝心
しかし、研究はまだ緒についたばかりで、この物質の種類や量、発がん性の強さははっきりせず、真犯人と断定するまでにはいたっていない。
例えば白菜漬けを一度にどんぶり1杯食べるような極端な食べ方を続けない限り影響はなさそうだが、偏食をしたり同じ野菜を食べ続けたりしないほうが賢明。