ウンコの色と形で大腸がんの危険度を診断する
気がかりな大腸がんの3つの症状
便も”容姿端麗”が理想。つまり、長さや太さは台湾バナナに似ていて、色は黄土色あるいは茶褐色。そして人格者のように硬すぎず、軟らかすぎず。血液や粘液は、もちろん混じっていない。では、おのれの分身と比べてどうか。便の色や形は、成人病をチェックするのに有用。さっそくウンチクをかたむけてみょう。特に排便時の異常は大腸がんが気がかりだが、次の3つの症状があれば、その疑いがある。
・ 便が出にくく細くなる。あるいは下痢をする。
これは、がんが便の流れを妨害したり、便が腐敗、流動化して腸を刺激するため。
・ 赤かったり黒ずむ血便が出る。
がん発生の部位によって色が異なる。肛門に近くなるほど赤みをおびる。
・腹痛、おなかがはる感じがある。
赤褐色の血便で一番多いのは痔の病気だが、ほかに直腸がんや結腸がんの疑いもある。黒っぽい血便なら胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどが考えられる。白色や灰色の便は肝臓病、膵臓(すいぞう)がん、胆石症などのおそれがある。
大便の "ゆがんだ表情”にも要注意
一方、形はどうか。縦に溝がついていたり、断面がゆがんでいてバナナ状になっていない場合は、やはり大腸がんや大腸の腫瘍の疑いがある。がん細胞などが大腸内でワルさをしているため、"ゆがんだ表情”になる。
素人判断は危険なので専門医の診察を
これらの便の”表情〃に異常があるときは、ぜひ専門医へ。特に中年以降の人では痔と直腸がんの区別が大切だ。直腸がんの初期症状と痔の症状はよく似ているからだ。
上の3つの症状のほか、日に何回もトイレに行く、便が残った感じがするというような症状があるときは、なおさらだ。急いで専門医に診てもらい、大火にいたらずにボヤの段階で消すことができれば、それにこしたことはない。場所が場所だから、などとためらっていられない。