痛まないため発見が遅れるケースも
乳がんは肉食の普及とも関係が深そう。日本の女性にジリジリ増えてきている。乳がんは95%以上が乳房のしこりとなってあらわれる。「がんは痛む」とよくいわれるが、乳がんに関する限り通用しない。そのため、小さなしこりができていても、気づかないケースが多い。全身症状もほとんどないため、発見が遅れがちになる。
乳がんにかかりやすいのは、まず、年代では40歳代がトップ、次いで50歳代、30歳代の順。高年齢での初産、出産経験がない、動物性脂肪を多くとる、さらに妊娠中絶手術を受けた回数が多い女性に目立つとされている。
よく動く小石のようなしこりは要注意
次に早期発見のポイントを。乳房にしこりができる病気に急性の乳腺症があるが、これは月経前に痛みが強い。しかし、楽観は禁物。乳腺症にがんを併発している場合もある。乳房の片方だけにしこりがあったら赤信号。大きさは米粒程度で、つまんでみると、小石が入っているような異物感があり、しかもよく動くのが特徴。こんな異常に気づいたら、さっそく病院(外科)へ行くようにする。
乳がんは診断がつけやすく、手術の成功率も比較的高い。乳がんの発見が遅れるのは、夫や恋人にも責任があるという医師もある。
乳がんの自己診断法
1か月に1回(できるだけ一定の日に。月経のある人は月経が終わってから1週間ぐらいたってから)、異常をチェックしよう。
鏡の前で両方の乳房を観察
・ 手を下ろした姿勢。
・ 手を上げた姿勢
a)左右の乳房を比べ、大きさや形の違い、乳首の高さの違いはないかどうか
b)乳房の皮膚の一部や乳首にへこみ、ひきつれはないか
c)乳首にかさぶたやただれはないか。異常な分泌物が出ていないか
・ あお向けに寝て、手を頭の上に上げ、肩の下に枕を入れる。その姿勢で乳房の内側を触診
・ 手を下に下ろして乳房の外側を触診。
かたいしこりがあるかどうか、米つぶ程度でもみのがさないように。人差し指、中指、薬指で軽く押しながら触診するのがコツ。指でつままないように。枕を入れかえて、反対側の乳房を同じ手順で触診。