切らずに焼き切る驚異の灼熱療法 (予防医学、自然療法健康ガイド)
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切らずに焼き切る驚異の灼熱療法

1日の入院で「ガン手術」は完了する

zu1.gif 焼灼療法(超音波と熱焼灼凝固装置を結合)で、ガンを焼き切るという治療がある。この焼灼療法はメスを使わず、開腹もしない。しかし肝臓、腎臓、前立腺などのガンを取り除いてしまうという、 驚異の手術方法である。

 東洋医学研究所山手診療所の町秀夫医師(医学博士)は、外科医として1万例以上の手術経験をもつベテランドクターである。

 そんな町医師が肝臓ガンに侵され、手術を余儀なくされたのが1998年1月。進行状況はガンの中でも重症とされる第3期で、直径11センチに肥大した肝臓ガンと6個の腫瘤があったという。

 しかし78歳(当時)という高齢であったため、通常の開腹手術では体力的に無理と予測され余命宣告まで受けてしまった町医師は、ある大胆な決断を下していた。それが超音波と熱焼灼凝固装置を使う焼灼療法であった。

「私の次男(町淳二医師)がハワイ大学の助教授で、超音波医療の研究をする外科医だったことが焼灼療法を受けるきっかけでした。この治療はハーバード大学やカリフォルニア大学などで研究されてきたラジオ波熱焼灼療法で、超音波ガイドを用いながら開腹することなくガンを焼き切るというものです。息子がこの方法をアメリカでいち早く取り入れていたので、その息子がいるハワイ大学で受けることにしたのです」

 焼灼療法がアメリカで使用を許可されたのは95年のこと。そして医療施設で実施されたのが97年だというから、町医師は日本人として初めて、この最先端技術を受けたことになるわけだ。

 では具体的に焼灼療法とはどのようなものなのだろうか。町医師にその方法を聞いてみた。

1. 超音波でガンの位置を確認する

2. 超音波画像を見ながらガンに特殊な鉗子(長さ約20センチ、太さ約1・5ミリ)を皮膚の上から刺す

3. 血管や胆管を傷つけぬよう先端がガンの内部に到達したら鉗子の先から爪のような4〜7本の針が出てガンに食い込む

4. 鉗子に電熱を通すと鉗子の先と針の部分からレディオフリクエンシー(RFエネルギー)が出る

5. 7〜8分後、針の周辺が約100度近くになりガンが焼き切られる

6. ガンを焼き切った後、針を鉗子の中へしまい抜き出す

1〜6と簡単にまとめてしまったが、実際の医療現場ではさらに専門的な知識と技術が必要とされることは理解され たい。だが、焼灼療法は実に一滴の血を流すことなくガンを取り除いてしまう方法であることだけは間違いなさそうである。

「私が体験した焼灼療法の利点は、まず開腹しないので術後の痛みがないことがあげられます。鉗子を高温のまま抜くため出血せず、抜いた跡も皮膚に小さな穴が残る程度でばんそうこうを貼るだけ。切開手術に比べ組織が破壊される部分が限られ、肝機能の低下も少なく合併症の危険性も減ります。

 なにより、早い時期に食事や軽い運動ができるのでストレスが少ないことが特徴でしょう。私の場合も麻酔からさめた直後にコーヒーを飲み、翌日の朝には何でも食べられる状態で退院しました」

 町医師は焼灼療法によって、たった1日の入院で第3期のガンを克服してしまったわけである。 この焼灼療法は肝臓、腎臓、前立腺などの臓器ガンには適しているが、空洞部分がある胃や肺には超音波が反応しにくいので難しいという。だが超音波でモニター可能な場所であれば期待は大きい。

 気になるのは、その値段である。ハワイ大学の場合、手術、入院、薬、他、3週間のホテル代込みで100〜200万円は必要だろうと町医師は言う。この金額を安いと見るか高いと見るかは人それぞれだが、日本で受ける場合も保険診療外なので自費負担となることは覚悟しておきたい。

「この療法は簡単そうに見えて、実は高い外科的技術を必要とします。なのに日本ではなぜか放射線科や内科の医師が担当することが多い。しかし、肝臓ガンなどの場合は、解剖を良く知り尽くした外科医にやってもらいたいものです」 と町医師。日本における焼灼療法の課題はまだまだ残されているようだが、町医師は信頼のおける病院を紹介してくれるので安心されたい。

■Books
ガンは切らずに治せる—東西合併医学からの臨床レポート
町 秀夫 (著)
手術、放射線照射、抗ガン剤投与。西洋医学中心の現在の医療では、ガンは治せないし、予防も難しい。東西合併医学という新視点から、ガンの画期的治療と予防法を説く。95年刊「ガンはここまで治せ る」の改訂版。

ガン手術神話の終焉
町 秀夫 (著)
逸見政孝氏を殺したのは誰だ。ガン=手術の図式はすでに過去のものになりつつある。切ってはいけないガン、切ったら治らないガンは確実に存在する。ガン治療、とくに末期ガン治療をめぐって、現代の日本の医療が抱えている問題点を浮き彫りにする。

ガンを切る前に読む本—医師が体験した「切らない」新手術
町 秀夫 (著)
「半年の命」と言われてからガンの克服法を研究し、生き延びてきた医師が、切らずにガンを退治する新しい手術の体験や、自分で実践したガン克服法、その背景となっている漢方医学の考え方を紹介する。

Information
東洋医学研究所 山手診療所
町秀夫医師(医学博士)
ガン治療は本人の心がけと家族の協力、そして医師の指導が大切です。当院では初診に最低2時間を要し、再来でも1時間かけてじっくり指導しています。自律神経系及びガン予防に効果 がある置針療法をはじめ、東洋・西洋医学を自在に操る東西医学合併治療を行っています。

[住所]神奈川県横浜市中区山手町98
[お問合せ]1045-623-3352 5045-623-3838
[受付時間]10:00〜13:00
     14:00〜17:00
      月木日祭休(要予約)
[保険の可否]否

JR京浜東北線桜木町駅、石川町駅、横浜駅よりタクシーで5〜15分

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