独自の整体と漢方でアトピーが驚くほど軽快に〜漢方・整体
体外・体内の両面からアプローチ
一人ひとりの症状の原因を探り、体質や体調に合わせた「丹羽式整体」は、アトピー性皮膚炎をはじめ、完治が難しいとされていた慢性病や難痛に数限りない効果をあげていることで知られる。ここではその理論と治療法について紹介する。
臨床例から判明した体の4つの弱点
丹羽クリニックの丹羽正幸院長は、横浜市立大学医学部時代より東洋医学に研鐙。漢方、鍼灸、アーユルヴェーダなどさまざまな治療方渋を追求した結果、完成したのが「丹羽式正髄」だ。アトピーの場合も、この整体を一つの柱として 500、1000と症例を重ねるうちに、確実に改善する方法論を確立、今では4700症例を数えている。
そして、どのアトピーにも共通する四大弱点を発見した。
1.胃腸が弱いこと
胃腸の働きが弱いと、小腸から門脈を通って肝臓で代謝・分泌を行う「腸肝循環」の働きが悪くなる。また免疫系統が育まれず、抗体につけ入るチャンスを与えてしまうという。
2.皮膚が薄いこと
ひとたび体内に入った抗原は免疫物質と戦いを展開するが、血管からヒスタミンなどの血管作動性物質も出てくる。するとうっ血・炎症が起こり、皮膚が擁く薄くなってくる。
3.よい汗がかけないこと
汗は大敵なのでは? と思うかも知れないが、「よい汗」は別物だ。近年の研究で、細菌の感染を防御するIgAA(免疫グロブリンA)という免疫物質が、皮膚の汗腺から出ることがわかっている。IgAが少ないと、ダニなどのアレルゲンが入り込みやすくなるというわけだ。
4.体に歪みやねじれがあること
厚い皮膚を作り、よい汗をかくためには、皮膚の血流量を増やす必要があるが、筋肉や骨格に歪みが生じると血流は停滞する。
歪みやねじれの改善が体を変える
近年、年代を問わずに顕著なのが、足底筋や足関節のねじれである。このねじれは次第に体全体へと及び、各所で微妙なずれを起こしてしまう:さらに歪みやねじれは、免疫との関わりが深いリンパの流れをも妨害するなど、侮れない状態なのだ。
「アトピーの患者さんを診ていると、炎症が起こりやすい頚部、ひじやひざの関節に、歪みやねじれが多く現れています。これらの箇所は皮膚が薄いうえ、ゆがみやすい部分でもあるのです。アトピーを許してしまう体、つまり土壌の弱点をつきとめ補強して、病気に勝つことこそが私の治療ポリシーであり、根本的な解決策だと思っています。自慢するわけではありませんが、私自身が驚くほど、患者さんがどんどんよくなっています」
スキンケアに関しては、使っても亜鉛華軟膏程度で、極力外用剤は使わない方針を取っている。ステロイド剤を使うと、免疫物質のIgE抗体の数値を異常に高め、これまでの抗原以外のものにも過敏反応を起こす可能性があるからだという。
また塗り続けていると皮脂膜を壊し、皮膚を薄くするという欠点もある。