なぜサプリメントが必要なのか
その理由を知ることが大切
1996年に厚生省が成人病を生活習慣病と改めたとき、実はビタミンやミネラル(以下ビタミンと総称)も医薬品から食品へと定義を改められた。
この変更が意味するところは、人が『代謝』をするときに必要なビタミンが食べた物だけでは補いきれないので、積極的にサプリメントで取り入れていこうということ。つまりビタミンを食品と定義したことは、国としても生活習慣病の予防を推進していることになるのだ。
ここで『代謝』ということを簡単に説明してみたい。人が生きていくためには摂取したカロリー(食物)からエネルギーと、タンパク質を使って一つひとつの細胞を作らなければならない。これを代謝と言うのだが、実際にビタミンが不足するとカロリーをエネルギーや細胞に変えることは不可能になる。例えば食べたスナック菓子のカロリーが10なのに、
中に含まれるビタミンが1ならば1までしかエネルギーを作れないということ。残った9は皮下脂肪になったり脂肪肝となりたまり続けていくのである。ビタミンが少ない食事をし続ければ、太ってしまうのは当然なのだ。
そこで、カロリーを含まない形のビタミンであるサプリメントを食事の延長線上でとらえ補給することは、まさに理想的な食生活習慣と言えるのである。しかし、サプリメントンを摂っていれば、食事をしなくても良いわけではない。あくまで現代食の補完であり、きちんとした食生活の上にサプリメントを補給することが基本となるのだ。
現代版! 正しいビタミンの摂取方法
たとえば、これまでは「肌を美しく保ちたい人はビタミンCをたくさん摂りましょう」そんな考え方が通 例だった。
しかし実は『ビタミンCだけを摂っても肌はキレイにならない』。ビタミンには、C・A・B群・E・他、全ての栄養素の一番少ないところに帳尻を合わせて代謝をおこなうというシステムがあるので、Cだけを摂ったところで効果 は期待できない。必要な栄養素を全て補給した上にCをトッピングすることで、はじめて威力が発揮されることになる。
サプリメントはハーブなども含めると、現時点では数百種類も存在している。では、ビタミンの特性を活かして効果 的に摂取するためには、どうすればよいか。上記表を参考にしながら説明してみよう。
まずサプリメントを摂取する時には優先順位があることを記憶しておきたい。第一に生命の代謝に最も大切な『ビタミン、ミネラル、植物性プロテイン』。そして第二に健康の維持に必要な『ファイバー、レシチン、EPA・DHA』。第三に、その他の機能性食品ということになる。
全てのビタミンがまんべんなく含まれている総合ビタミンを摂った上で、特にたりないと思われるビタミンをトッピングしてゆく。これが、現代版ビタミンの正しい摂取方法いうわけだ。
次回からのビタミン外来は、以上のことを踏まえた上で、疾患別ビタミン摂取方法を紹介して行きたい。
ビタミン摂取の優先順位
第一 生命の代謝に最も大切な『ビタミン、ミネラル、植物性プロテイン』
ビタミン(A・D・E・K・B1・B2・B6・B12・C・葉酸・パントテン酸・ナイアシン・ビオチン・ニコチン酸など)
ミネラル(カリウム・リン・カルシウム・マグネシウム・イオウ・ ナトリウム・マグネシウム・鉄・亜鉛・銅・ヨウ素・セレン・マンガン・モリブデン・クロム・コバルトなど)
植物性プロテイン(必須アミノ酸)
第二 健康の維持に必要な『ファイバー、レシチン、EPA・DHA』
ファイバー (水溶性・不溶性)
レシチン(コリン・イシトール)
EPA・DHA(W3系脂肪酸)
第三 その他の
機能性食品(イチョウ葉・ブルーベリー・カテキン・乳酸菌・ビフィズス菌・クエン酸・フラボノイド・ギムネマシルベスタ・大豆サボニン・コラーゲンなど)