ビワの葉パワーが患部を直撃
近年、新しい医学の形として「ホリスティック医学」が注目を集めはじめている。
ホリスティック医学とは、一言で言えば、西洋医学と東洋医学などの代替医療を融合したもの。この考え方が広まる背景には、これまでの西洋医学至上主義の崩壊があると思われる。愛知県名古屋市にある恒川消化器クリニック副院長の恒川洋先生も、西洋医学の限界を感じた一人だ。
例えば西洋医学の場合、ガンに対処する方法は、手術・放射線治療・抗がん剤の3つしかない。この3つが効果 を発揮しなかった場合、西洋医学は成す術を持たないのである。
また、強い抗がん剤は、たしかにガンには効くが、それと同時にほかの健康な細胞までも破壊してしまう。これでは、せっかくガンを食い止めることができても、寿命を伸ばすことにはつながらない。
そこで東洋医学などとのドッキングという発想が生まれるわけだが、ホリスティック医学は、単に西洋医学がカバーできない領域をフォローするというものではない。患者の「トータルケア」こそが、ホリスティック医学のめざすものである。
ストレスに弱いNK細胞
それではトータルケアとはどのようなものなのか。ホリスティック医学の第一人者である帯津良一先生は、ホリスティック医学を説明するにあたって、「病を克服する家」と題した図を用いている(図1)。
この家の土台になっているのは「心」。この心のケアこそが、病気克服の第一条件だと恒川先生は言う。
「よく『病は気から』と言いますが、あれは本当なんです。
例えば、健康な人でも1日3000から5000個のガン細胞が発生しています。これが発病しないのは、ガン細胞を破壊するNK細胞が、常に50億近く働いているからです。
ところがこのNK細胞は、ストレスに非常に弱い。病気だからとウジウジしていると、NK細胞は骨髄の奥へと逃げ込んでしまい、ますます病状が悪化してしまうのです」
心のケアというと、医師や家族のフォローを連想しがちだが、「一番大切なのは、本人が病気に立ち向かう気力」と恒川先生。医師が薬を処方してくれるのをただ待っているだけではなく、自分から治療に参加する。ホリスティック医学では、これを「養生」と呼び、重要視している。
古くから伝わる ビワの葉の効能
恒川先生も、呼吸法や気功、食事療法など、さまざまな方法で養生の指導にあたっている。その一つが「ビワの葉温熱療法」だ。
ビワの葉の効能は古くからいわれており、
主に
1. 血液浄化作用、
2. 鎮痛消炎作用、
3. 殺菌作用、
4. 抗ガン作用
があるとされる。
これは、ビワの葉や種に含まれるアミグダリン(ビタミンB17)が、体内に入ると青酸とベンツアルデビド、安息香酸という物質に分解されることで生じることが、科学的にも証明されている。
写 真を見てほしい。これは、ある膵臓ガン患者の背中に、ビワの葉を乗せて、コンニャクの温湿布をしたものである。ガンに侵されている膵臓部分だけが、くっきりと黒ずんでいるのがわかるだろう。
ビワの葉が毒を吸い込んだのだ。
ただ貼るだけでも効果のあるビワの葉だが、これに熱を加えると効果は倍増。
1. 気、血、水の流れを整える、
2. 自律神経系の調整、
3. 内分泌系(ホルモン)の調整、
4. ガンに対する温熱効果などの効能が期待できる。
かつては、ビワの葉の上から棒モグサをのせる温灸と、指圧を組み合わせた「ビワの葉温灸療法」が一般 的であったが、手間がかかるうえに、一人暮らしの老人などが使用する場合、火事などの心配もあった。そこで開発されたのが、ユーフォリアQと呼ばれる電気式温圧器。ツボにビワの葉エキスの入ったユーフォリアQを押しつけ、熱くなったら離す。
一度、専門家から指導を受ければ、誰もが簡単に使用でき、かつビワの葉の香りで心の緊張も解いてくれるこの方法は、ホリスティック医学の中でも注目を集めている。
病院だけに頼らず、自分でも努力しようという気持ち。それは言い換えれば、人生を謳歌しようという気持ちである。人生を謳歌しようとすれば、必然的に心のバランスが取れ、自然治癒力も高まる。ホリスティック医学のねらいはここにある。
● ビワの葉の効果●
血液浄化作用:血液をアルカリ性にし、
内臓の働きや代謝活動を活性化、血行を促進する
(効能:高血圧、糖尿病、肝臓疾患など)
鎮痛消炎作用:さまざまな痛みを鎮め、炎症を抑える
(効能:神経痛、腰痛、痛風など)
殺菌作用:殺菌、浄化
(効能:水虫、アトピー性皮膚炎など)
抗ガン作用
● 温熱の効果●
気、血、水の流れを整える
(効能:ぜんそく、肩こり、便秘、貧血など)
自律神経系の調整
(効能:自律神経失調症、不眠症、胃腸病など)
内分泌の調整(効能:婦人病など)
ガンに対する温熱効果