肝臓病の自覚症状
これらの機能を果たす肝臓は、人体にとって重要な役目を果たしているがゆえに、一部が障害を起こしたり、ウイルスなどで破壊されたりしても、残りの正常な部分が補ってくれる。
こうして役割を果 たしているから、肝臓に障害があっても症状は現れにくい。しかも肝臓には痛みを感じる知覚神経がないので、障害が進んでいても痛みを感じない。少々のことでは音をあげない肝臓が「沈黙の臓器」と呼ばれるゆえんなのだ。
とはいえ、肝機能の低下は体全体に影響が及ぶので、注意深く体を観察していさえすれば早期に肝臓病を発見することも可能だ。
肝機能障害の自覚症状としては、
・酒に弱くなる、二日酔いがひどくなる
・体がだるい、疲れやすい
・食欲不振や吐き気、発熱などの風邪の ような症状
・黄疸(目の白目の部分が黄色く濁っているかどうかで判断する)
などが肝臓チェックの目安の一つになる。
他覚症状では、
・手掌親指の付け根や、指先が赤くなる
・胸や背中などに放射状の毛細血管が浮き出るクモ状血管腫
・右肋骨の下付近の鈍い痛み
などが進行に伴って出現してくるので、これらの症状にも注意したい。