筋肉は第二の肝臓、
足裏を刺激して、身体の活性を高める
治療の選択肢とまではいかないまでも、民間療法も含めたさまざまな療法を「患者さんが楽になるのなら試してみるのはいい」と言うのは、西洋医学で診療しながらも、東洋医学の漢方薬や鍼、マッサージや足裏の反射区の刺激などを治療に取り入れている松田内科クリニックの松田修院長。特に足裏への刺激を勧める。
というのも、肝臓の機能が衰えたら「『第二の肝臓』と言われる筋肉を鍛えろ」といわれるほど、筋肉は、血液が運ぶ栄養素を分解してエネルギーに変えたり、不必要なものを体外に排出するはたらきをしており、肝臓に次いで代謝機能を果 たす場所。身体全体を覆う筋肉の量は想像以上に多く、その代謝作用は無視できない。
とりわけ大きな足の筋肉が活性化すれば、衰えた肝臓の機能を少しでも補助する。さらに、足には足先から付け根まで多くの経絡が走っており、足裏には内臓につながるほとんどのツボが集中する。
この中医の概念と『第二の肝臓』の発想が結びついた。足裏の刺激で体の全体の臓器・器官の活性化、循環の促進、ひいては代謝も促進され、肝臓の補助をするというわけだ。
松田院長は、足裏への刺激の方法として青竹踏みのような昔からの民間療法や健康サンダル、はだし療法に加え、近年流行する足裏に貼り付ける足裏シートも有効だという。
ただ、出回る足裏シートについては、樹木の精油成分のアロマテラピー的な効果 や、植物の有用・薬理成分の効果を期待したものなど、いろいろ出回っているが、基本的には足裏を常時刺激するところに意味があるのだと強調する。