高尿酸血症--ポピュラーな疾患
痛風の患者数は厚生労働省の統計を見ると約13万人。しかし、その痛風の実数は40〜50万人もいると推定されている。また、痛風予備軍である高尿酸血症患者は何と160万人とも500万人とも言われ、この大半が働き盛りの30歳代〜50歳代の男性である(女性は男性の50分の1)。石を投げれば痛風患者に当たるとは、やや言葉が過ぎるが、それほどポピュラーな疾患となっている痛風をレポートしてみよう。
痛風ってどんな病気?
痛風といえば、風がふいても痛いということからその名が付いたと言われるほど、痛みの強い病気である。
布団が当たっても、人が横を通りかかっても、フッと息を吹きかけても、転げ回るほど痛いという(ジョークではなく事実!)。この病気が、一体どのようなものなのかを調べてみると、実は戦前の日本では非常に稀な病気であったようだ。
しかし戦後、食事情が良くなっていくにしたがい、患者数が増加している。こうした状況は糖尿病と酷似しており、痛風も食原病の一つととらえておくべきであろう。
では、具体的にどこが痛くなるのかというと、主に手足の先や関節などで(理由は後に説明)このことから痛風とまちがえやすい病気も多くある。
例えば慢性関節リウマチ、老化に伴う変形性関節症、外傷・化膿・細菌による関節炎などや、外反母趾も足の親指の付け根が痛くなることから混同されることもある。
前記の病気と痛風が明らかに違う点だが、痛風は体内にある「尿酸」という物質が増え、その尿酸が関節に沈着して痛みの「発作」が起こるということ。
つまり痛風の場合は他の病気と違い、持続的な痛みではなく単発的な発作が起こるわけである。
●あなたの痛風度チェック

■Yesが3つ以上の人は要注意、5つ以上の人は痛風予備軍