『歯科からの逆襲』
Q 先生のところへは、どのような患者さんが来られるのですか。
A 私の手元のカルテは、表向きは歯科用でも、様々な病気が隠れています。アトピー性皮膚炎、リウマチ、脳血管障害の後遺症、神経痛、痴呆症、ガンや脳性マヒもあります。その患者さんの多くが、病院から「治らない」と見放されたり、現代医学に見切りをつけられたりした人たちです。
Q 先生は、実際にどのような治療を行なっておられるのですか。
A 私の治療は、基本的に歯を削る、詰める、かぶせる、入れ歯をつくる、マウスピースをつくるということで、普通の歯科でしていることと同じです.ただ、目的が若干違うと思っています。
Q 目的が違うとは、どういうことですか。
A 私の場合は、物が噛みにくいので穴を詰めるというのではなく、そのひとつ先を読んで、その人に一番合ったかみ合わせをつくり、「身体全体を整える」ことを治療の目的にしているのです。
Q 具体的には、どのような治療を進めておられるのでしょうか。
A 治療の際、私は患者さんに立ってもらい、まず姿勢やかみ合わせの状態をチェックします。これは歯科の基本です。立ったときに体が傾いていたら、誰が見てもおかしいと思うでしょう。とかく医者は患者が訴える症状だけに目を奪われがちですが、病気を治すには、まず患者全体を見なければならないと思っています。
Q 診察室が相当広く、ゆったりとしているのもその辺に関係があるのですか。
A そうです.診察室が狭くては、患者さんを離れたところから見ることができません。少し離れて見るからこそ、全体のバランスかよくわかるのです。