Q 患者さんの姿勢や背骨のゆがみをどのようにチェックされていますか。
Q 私たち歯科医はレントゲンで背骨を見られませんから、上からおもりのついたヒモを垂らして、背骨にゆがみがないか調べます。もちろん、水平な場所を水平器で測定して選びます。この背骨のゆがみは、かみ合わせを整えれば、その場でまっすぐになることも稀ではありません。これを見ても、歯が背骨に及ぼす影響の大きさがわかると思います。
Q かみ合わせのチェックは、どのようにしで行われていますか。
Q 歯科医学は頚部の医学だと私は考えています。下顎が頚椎に連結していることを考えてもわかる通り、歯と頚部は密接につながっています。歯を調節すれば、必然的に頚部も調節されるわけです。そこで、私は頚部から来る情報を利川して下顎の位置が正しいかどうかチェックしています。それはかみ合わせが正しいかどうかのチェックでもあるのです。それを調べるのがO-リングテストです。
Q O-リングテストとは、どのようなものですか。
Q 親指と他の指で丸い輪をつくり、その輪を第三者が手で開くテストです。丸い輪が簡単に開いてしまうようなら、かみ合わせに問題があると考えられます。かみ合わせの悪い箇所をO-リングテストでチェックしながら治療を進めていきます。
Q 治療の際に、気をつけておられることはありますか。
Q 患者さんの中には、特定の金属に反応する「金属アレルギー」を持つ方が結構おられ、歯に話めた金属に反応することもあります.アトビー性皮膚炎の原因が、歯のかみ合わせだけではなく、実は金属アレルギーだった、というケースもあります。よく歯科治療で使われるアマルガムという金属は、約50%が水銀で、近年その毒性が指摘されています。どの金属が身体に合っているのか、O- リングテストによって徹底的にチェックし、患者さんに合った金属を使用することにしています。
Q 先生が治療に取り入れておられるものは他にありますか。
Q 私は西洋医学を学んできましたが、一方で東洋医学の考え方にも深く共鳴しています。東洋医学には、全身が有機的なつながりを持ち、バランスを取りながら機能している、という西洋医学にはない考え方があるからです。あまりに細分化された西洋医学は、まさに「木を見て森を見ず」です。私は漢方医ではないので処方箋を出したりはしませんが、症状に応じた漢方薬の紹介もしています。漢方薬で身体の内部から体質を変えていくことが回復を早めます。
Q 最後に、歯科を訪ねようと思っている患者さんに、何かアドバイスはありますか。
A 実際、私の歯科治療で様々な病気が改善されました。しかし、すべての病気が治るわけではありません。歯は万病の原因になりえても、万病の原因が歯であるとは限らないのです。他に原因があれば、それを取り除かねばなりません。何度も言いますが、まず各病気の専門医の診察を受けて下さい。それでも改善が見られないとき、是非「歯科」の診察を受けられることをお勧めします。